令和3年2月9日(火)に行われるユネスコ無形文化遺産・農耕儀礼「あえのこと」をライブ配信します。
令和3年2月9日(火)、奥能登の農村地域では農耕儀礼「あえのこと」が執り行われます。能登町の柳田植物公園内の合鹿庵で行われる「あえのこと」には、例年多くの見学者が訪れていますが、今年は新型コロナウイルス感染症拡大防止の観点から一般見学者の人数を制限しています。そこで、能登町では、能登の里山里海の魅力や暮らしを伝えるため、コロナ禍でも粛々と行われる「あえのこと」を、2つの地域からライブ配信を行います。
「あえのこと」とは
「あえのこと」は、奥能登の農村地域に古くから伝わる農耕儀礼で「あえ=もてなし」「こと=祭り」を意味し、姿の見えない田の神様をあたかもそこいるかのように家に迎え入れて入浴と食事でもてなし、一年の労をねぎらうという農耕儀礼です。昭和51年に国の重要無形民俗文化財に、平成21年にはユネスコ無形文化遺産に登録されました。毎年12月5日、田の神様を迎え、長く厳しい冬を家族と一緒に過ごし、翌春2月9日に田んぼに送られます。
①午前の部 instagramライブにて配信(能登町植物公園合鹿庵)
午前11時からは、能登町柳田植物公園内にある古民家合鹿庵で行われる「あえのこと」をinstagramでライブ配信します。囲炉裏や木で組んだお風呂など、かつての生活を感じることができます。
〇日時:2月9日(火)11:00~
〇費用:無料
〇能登町観光ガイド:https://notocho.jp/
〇能登町公式インスタグラム:https://www.instagram.com/nototown_tourism/
②午後の部 ZOOMにて配信 (能登町山口集落)
午後2時30分からは、能登町山口集落「あえのこと神事オンライン体験会」としてZOOMでライブ配信します。この運営は、集落の若者と東大生が行います。山口集落では、昨年11月から東京大学フィールドスタディ型政策協働プログラム「オンライン形式によるFS地域交流会」の活動として、集落の人たちと学生が山口集落でのオンライン関係人口について取り組んでいます。この体験会は山口集落の「あえのこと」を通した関係人口創出のプログラムの実証として行います。
〇日時:14:40〜16:00(14:30入室開始)
〇費用:無料
※この体験会では集落の人たちとの意見交換の場があります。
◯申し込み:本フォームから https://bit.ly/3cBLKKQ