みなさん、こんにちは! 編集部のホンマです! 前回のツリコトではキタノと隅田川へシーバス釣りのリベンジに行き、あえなく撃沈。今回は趣向を変えて、東京都大田区にある「平和の森公園」での小物釣りを楽しんできました!
「平和の森公園」は京急急行本線・平和島駅から徒歩10分ほどのところにある、南北に広がる緑豊かな公園です。園内には「ひょうたん池」という池があり、そこではタナゴやクチボソなどの淡水の小物釣りが楽しめるんですが、実は今回の釣りになったのは、ちょっとしたきっかけがあったからなんです。
とある日の編集部での仕事中、「これ、ツリコトの備品として使ってよ! ついでにこれで何か釣ってきてもらおうかな〜」と、サシデから謎のくたびれたビニール袋を渡されました。
中にはたくさんの釣り道具が入っていて、小物釣り用の仕掛けなどもチラホラ。「せっかくいっぱいもらっちゃったし、これは何か釣ってこなければ……」。そんな思いで、この道具たち(以下、“サシデセット”)を使ってどこに釣りに行こうかとキタノと考えた結果、手軽に行けてのんびりと釣りが楽しめる「平和の森公園」になった、というわけです。ちなみにこの場所は、都内ではレアなタナゴもいるということでサシデもお気に入りのスポット。
ひょうたん池は周りをウッドデッキで整備されていて、水飲み場やトイレもすぐ近くにあるため、とても釣りがしやすい場所。僕とキタノは張り出したウッドデッキの先端に釣り場を決め、サシデセットの中にあったタナゴ用仕掛けを使って釣りをスタート。
ウッドデッキのキワのすぐ足元に仕掛けを投入すると、ツンツン、ピクピクとウキに反応が。タイミングを見計らって、竿先をチョンっと軽く上げてアワセてみると4㎝ほどのクチボソが釣れました。
全国各地にいる淡水魚で、小物釣りの代表種です。再度仕掛けを投げ入れると、ここからはもう祭りです。クチボソ祭りです。短時間で鑑賞用のミニ水槽がいっぱいになるほど釣れます。
大の大人、しかもいい年したおじさん二人がキャッキャしながらクチボソを釣りまくる。周りから見たらちょっとヤバい絵面ですが、これがまた奥が深くて楽しいのなんの……。ただクチボソしか釣れないので、サシデセットをガサゴソして見つけた少し大きめの針と太めの糸に変えて、別の魚を狙ってみます。
すると……。
小さいコイが釣れました!
このあとも小さいフナが釣れたり、キタノのタナゴ仕掛けに大きい亀が食いつき騒いだりしてました(二人ともあたふたしていて亀の写真は撮り忘れました…笑)。
ただ、いっこうにタナゴが釣れる気配はありません。隣で黙々と釣りをするキタノにもクチボソしか釣れていないようです。夕暮れが近づいていたので最後に少し釣り場を移動して、公園の入り口寄りの少し水深が浅い場所で最後の1時間を粘ってみることに。その近くには同じくタナゴ狙いであろう、達人のような雰囲気を漂わせた御老人がいたので話しかけてみました。
ホンマ「タナゴ釣れてますか?」
御老人「今日は全然ダメだな〜」
ホンマ「あ〜、やっぱりそうなんですね。そもそもなんですけど、ここってどれくらいタナゴ釣れるんですか?」
御老人「1日ぶっ通しで釣りして、1匹釣れたらいいほうだわな! がはははははは!」
ホンマ「!?!?!?!?」
1日釣りして1匹!? たぶんそれまでにキタノとクチボソを30~40匹くらいは釣っていたはずですが、周りにもタナゴが釣れている気配はなく、どこもクチボソ祭り状態。そう考えると、タナゴの釣れる確率はクチボソ100匹に対して1匹よりも低いのでは……?? 最悪1000分の1とかもあり得るぞコレ……。
その後も夕方まで粘りましたがもちろんタナゴは釣れず……。ただ、今回のようなシンプルな仕掛けで手軽に楽しめ、都心にもかかわらずのんびりと釣りができる場所があるのはいいですね!
僕はルアー釣りも大好きですが、このようなウキ釣りも大好きです。釣りそれぞれに違う楽しさや奥深さがあって、とても癒されました。子供でも大人でも、いや大人だからこそハマる魅力がある淡水の小物釣り。皆さんもぜひやってみてくださいね!
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