今年4月に、夫の転勤に伴い富山市にやって来た。ここに来て驚いたことは、海や山との距離感だ。町のどこにいても、晴れていると立山連峰が見える。町の中心部から15分ほどで海に着く。住んでいる人にとっても、自然はとても身近な存在だ。町にはアウトドアショップがたくさんあり、休日にはみな「ちょっとそこまで」という感じで海や山、川に行く。娘の小学校でも、釣りや山登りをするクラスメイトが多い。スーパーには地元の魚が並んでいる。
そんな富山の人々の日常生活には、「自然を大切にしたい」という想いが溶け込んでいる。どのスーパーでもほとんどの人がエコバッグを持っているし、学校では海洋ごみやリサイクルに関する授業があり、子どもたちが解決策を真剣に話し合っている。
どの活動からも伝わってくるのは「富山の自然が大好き」という想い。そんな“富山愛”を感じるたびに、私もこの土地の自然を満喫し、もっともっと好きになっていきたい、と思っている。