あえて王道を、オトナ向けに。
こんにちは!『ハピキラFACTORY』の正能茉優です。この連載では、女性に流行りのモノ・コトが「女性のココロをつかむ理由」を分析して、地方創生に活かせないものかと検討中……♡
今月は、「オトナの〇〇」について、改めて考えてみたいと思います。
人気のお菓子や飲料の“大人版”として、2010年代前半頃から発売されてきた「オトナの〇〇」。この「オトナの」シリーズについて、最近気づいたことがあります。それは、これらの商品群の息の長さ。1年も経たないうちに変わっていく流行りの飲食物とは少し異なり、この、「オトナの」系商材は、5年・10年といったスパンで愛される商品になっていると感じます。
例えば、オトナのクレープの代名詞とも言える『PARLA(パーラ)』。フレンチの名店の元・パティシエがプロデュースしているというだけあって、お味はもちろん驚くほどにおいしいのですが、1つ800円〜2000円はする、なかなかの高級品。2015年のオープン以来、オトナの女性の「日常のごぼうび」として、このクレープは私たちをに虜してきました。
ところが先日、原宿を歩いていると、衝撃の出来事が。この『PARLA』を持った女子高生が歩いていたんです。衝撃とともに食べたい気持ちも襲ってきたので(笑)、お店に行ってみるとそこには、10代から50代くらいまでの女性たちが、列をつくっていました。
待っている間、彼女らのお話を聞いていると、学生は「やっと食べられるね」と、私の母世代の綺麗なおばさま方は「クレープなんて懐かしいわね」と話しています。そして私自身は、「今日のご褒美かな」と心の中で語るわけです。
そう、この「オトナの」シリーズは、我々世代の女性にとっては「ご褒美」、年下女性にとっては「憧れ」、そしてかつてユーザーだった世代の女性にとっては「懐かしさ」と、世代ごとに少しずつ違った楽しみ方をできる商品なのです。
地方自治体の皆様、オトナだけを相手にしたくないからこそ、あえて「オトナの」シリーズを展開してみませんか?
今月のIGPを「地方創生」に活かすなら……?
【 オトナの「オレンジジュース」! 】
子どもたちが飲むイメージが強いからこそ、「オトナ向けの超プレミアムジュース」があったら……!
ハピキラ’S EYE!
お仕事帰りに、渋谷に新しくできた複合施設『SHIBUYA STREAM』に。施設内にある『CITY SHOP PIZZA』で食べられる、好きな生地の上に、お惣菜やチーズを自分の好みに合わせてカスタマイズする「カスタムグルメピッツァ」が新体験で、楽しい&おいしかったです!!
ハピキラ’S WORK!
内閣官房「まち・ひと・しごと創生会議」の委員になりました。
今年度から、内閣官房「まち・ひと・しごと創生会議」有識者委員としての活動が始まりました。この会議では、今年中に策定予定の「第2期総合戦略(2020〜2024年度)」づくりをする予定。「関係人口」や「副業・兼業」といったお話が考え方の軸の一つになっているので、「現場にいるからこそ気づくこともあるはず」という強い意志を以って、でも初心を忘れずに、感じているところをお伝えできたらなと思っています。応援してくださる皆様に感謝の気持ちを忘れず、今月もハッピーに頑張ります!
IGP……ハピキラによる「イマドキ女子が(I)グッとくる(G)ポイント(P)」を略した造語。