2019年5月11日(土)、「人とのつながり」がもたらす健康増進に着目した新規事業として、“1階づくりはまちづくり”をモットーに「1階」の活用で地域の活性化をおこなう株式会社グランドレベルとの協業により、株式会社ティップネスがティップネス宮崎台1階に『喫茶ランドリー』をオープンした。
フィットネスクラブを、「運動の場」から地域に開かれた「コミュニケーション基点」にする新たな試み
『ソトコト』でおなじみの「喫茶ランドリー」は、「お洒落なカフェ併設のコインランドリー」であり「洗濯の待ち時間を有効活用できる場所」。
今回ティップネスがオープンさせたのは、「運動の場」という従来の役割を超えて「地域に開かれたコミュニケ―ション基点」となり、「人と人との交流」で地域の健康増進に寄与することを目的とした新たなスタイルの「喫茶ランドリー」だ。ティップネス会員だけではなく、地域のあらゆる世代のあらゆる人々が集い、つながることができる場を目指している。
『喫茶ランドリー』が目指すこと ― “私設の公民館”のような存在に ―
『喫茶ランドリー』は、ドリンクや軽食を提供するカフェと、大型洗濯機・乾燥機というランドリー設備、さらにミシンやアイロンまでを備えた、いわば“まちの家事室つき喫茶店”。家事や読書、友人との談笑はもちろん、ワークショップや交流イベントの開催など、ティップネス会員・非会員を問わず、誰もが自由に利用できる「まちに開かれた」スペース。
株式会社グランドレベルが運営する『喫茶ランドリー』1号店(墨田区・森下に2018年1月開業)では、ママ友同士で開催したパン焼き教室で焼いたパンを隣に座る利用者へ「お裾分け」したり、DJイベントでは地域の高齢者が集まったことで、流す音楽を昭和歌謡にシフトしたりという、利用者による多様なコミュニティが自然発生的に生まれている。この宮崎台店でも、そんな地域における“私設の公民館”のような存在を目指している。
『喫茶ランドリー』の現状 ― 生まれつつある能動的で多様な交流、変わっていく街の風景 ―
オープンから半月余りが経過した『喫茶ランドリー』宮崎台店は、ティップネスの館内という場所にも関わらず来店者の6割強をティップネス非会員が占めており、地域住民の関心の高さがうかがえる。
また、「まちに開かれた1階づくり」というコンセプトを体現すべく、スタッフが自主的にオリジナリティとホスピタリティを発揮してコミュニケーションを実践することで、「地域の仲間」としての交流や一体感が生まれ始めている。「店員と客」という関係を超えて、こどもたちの古着交換を行ったり、ミシンを活用したリサイクル・ワークショップ等が計画されるなど、早くも「地域の交流の場」として定着し始めている。
一方、「まちに開かれたスペース」に生まれ変わったティップネスの「1階」は、ティップネス会員からも好評だ。これまでは「トレーニング後すぐに帰宅していた」というシニア会員は、トレーニング前後に『喫茶ランドリー』に立ち寄ることで「ジム仲間との会話の幅や量が多くなった」と話す。20代の女性会員からは「週1回のジム通いだけでなく、帰宅時に立ち寄ってクラフトビールを飲むのが楽しみになった」「大きなガラス面から暖かい光や賑やかな様子が見えてなんだか安心する」という声も。
『喫茶ランドリー』の運営を通じて、従来の枠を超えた、地域におけるフィットネスクラブの新たな価値の創造に注目したい。
『喫茶ランドリー 宮崎台』 概要
所在地:神奈川県川崎市宮前区宮崎2-10-10 (ティップネス宮崎台1階)
アクセス:東急田園都市線 宮崎台駅南口徒歩2分
営業時間(カフェ):
平日 11:00~20:00
土曜 11:00~19:00
日曜 11:00~18:00
営業時間(ランドリー):
平日 9:30~22:00
土曜 9:30~21:00
日曜 9:30~19:00
定休日:毎週金曜日
席数:最大40席(屋内24席、テラス16席)
URL:http://kissalaundry.com/