今回の紹介アイテム
コーヒーの果実や花からつくったお茶。豆だけでなく花や果実、葉も食材になる!
私たちにとって親しみのある身近な飲みもの、コーヒー。味わいや豆にこだわっている愛飲者も多いはず。しかし、豆だけでなく“樹木”としてのコーヒーを考えたことはあるだろうか? 「コーヒーは生産地と消費地の距離が遠いんですよね」。そう話すのは、鹿児島県の徳之島でコーヒーを育てる『宮出珈琲園』の農主・宮出博史さん。「あるとき、コーヒーにとって日本の気候が暑過ぎるのだと分かり、畑を森にするセミフォレスト農法を始めました」。国産のコーヒーづくりを可能にし、現在は国内外の農家に栽培技術の提供までを行っている。
宮出さんは、「コーヒーの木は、豆だけでなく花や果実、葉もすべて食材になることも伝えたい」と考えている。それが今回紹介するお茶だ。また4月から、月に3240円(送料別)で自分のコーヒーの木を徳之島で育て、約4年後に豆が届けられるなどの特典が付いた「里親制度」も始めた。こころの距離から、近づけてみよう。
\ここがオススメ/
意外にも美味! “樹木”を想像しよう!
カスカラティーはミルクティーにしてもおすすめ(写真左)。ブロッサムティーは柑橘の果汁を加えるとより丸みのある味に(写真右)。
カスカラティー(珈琲果実茶)、ブロッサムティー(珈琲花茶)
コーヒーの果実や花のお茶。カスカラティーはローカフェイン、ブロッサムティーはカフェインレス。コーヒー豆も含めブランド『Coffee Tree Apartment』として、公式オンラインショップや、東京・港区青山で開催される「ファーマーズマーケット」で不定期に販売中。●1080円/カスカラティー(30グラム)、1680円/ブロッサムティー(20グラム)(Coffee Tree Apartment https://coffee-tree.stores.jp)