MENU

多様性

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド

『tobiraco』・平野佳代子さんが選ぶ「ウェルビーイングを感じる本5冊」

  • URLをコピーしました!

1. すずちゃんののうみそ─自閉症スペクトラム(ASD)のすずちゃんの、ママからのおてがみ

「すずちゃんは、どうしてお話できないの? 靴が履けないの?」、という子どもたちのまっすぐな質問に、自閉症の子の脳の仕組みを説明しながら、難しいことをわかりやすく答えていく絵本。私自身も衝撃を受けました。

 平野佳代子

書籍情報

著者:竹山美奈子著、宇野洋太著、三木葉苗絵
出版社:岩崎書店
発売日:2018/1/18

2. 発達障害に生まれて─自閉症児と母の17年

幼児教育のプロである母親が発達障害児の子どもをもち、「普通」という呪縛から、どう解放されていくか、医者の視点で描かれています。障害のある子を受け止め、自分自身がどう変わるかがよくわかります。

平野佳代子

書籍情報

著者:松永正訓
出版社:中央公論新社
発売日:2018/9/10

3. 発達障害のある子と家族の支援─問題解決のために支援者と家族が知っておきたいこと

障害のある子を保護者がどう受け止めるか。「障害の受容」の過程について書かれた章が見事です。すんなりと受け止められる部分と、そうでない部分があり、日によっても受け止め方が変わるもの。受容の難しさを実感しました。

平野佳代子

書籍情報

著者:中田洋二郎
出版社:学研プラス
発売日:2018/3/6

4. Q&Aで考える保護者支援─発達障害の子どもの育ちを応援したいすべての人に

保育士や保護者の悩みを、療育の現場で支援を行う中川先生が回答。療育には正解があるわけではなく、一人ひとりに向けて、どうやってていねいに配慮していくかを、保護者を理解する先生の視点とともに学びました。

平野佳代子

書籍情報

著者:中川信子
出版社:学苑社
発売日:2018/4/16

5. 孤独は消せる。─私が「分身ロボット」でかなえたいこと

分身ロボット研究者、吉藤オリィさんの自伝。孤独でつらい時代があったからこそ、著者はポジティブな姿勢で「OriHime」をつくれたのでしょう。道具は、孤独から人を救うことができるということが励みになります。

平野佳代子

書籍情報

著者:吉藤健太朗
出版社:サンマーク出版
発売日:2017/3/6

この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!

よかったらシェアしてね
  • URLをコピーしました!

関連記事