昭和27年創業、優しい味わいと丁寧な接客。親子で営む昔ながらの「京楽」【北海道ラーメン】

昭和27年創業、優しい味わいと丁寧な接客。親子で営む昔ながらの「京楽」【北海道ラーメン】

2022.04.27

北海道・旭川市はラーメンのまち。市内中をラーメン店がひしめき、軒を連ねています。昭和27年創業の「らーめんや京楽」は旭川市内でも老舗中の老舗。親子3代にわたり人気が続くその理由に迫ります。

子どもの時から食べている、自分のラーメンは絶対おいしい!

らーめん京楽

創業昭和27年。

ラーメンをつくるのは佐藤守彦さん(80歳)、暁子さん(77歳)、そして息子の健治さん(50歳)親子です。

元々は守彦さんのお母さんがお店を開いたのだとか。その時から食べている味をずっと守り続け、今も昔と変わらぬ味わいです。

お店があるのは、パルプ町と呼ばれる「日本製紙株式会社 旭川工場」の目の前。そこで働く人がお昼休みの多く訪れたり、出前注文があったりと、多くの常連さんに愛されています。

お店は16年前に新装開店。清潔感のある店内は佐藤さんたちの心配りを随所に感じられます。

「子どもの頃からずっと食べている母の味。毎日のように欠かさず食べていました。自分のつくったラーメンは絶対においしいという自信があります。」と守彦さん。

息子の健治さん「自分から継ごうと。守らなくては…」。

らーめん京楽

息子の健治さんは札幌の大学へ進学後、東京で就職しました。

「旭川は住みやすかったな、と感じました。色々なラーメン屋さんがありましたが、旭川のラーメンはレベルが高いということがわかりましたね。札幌も東京も多くの名店がありますが、旭川のラーメンはどこのお店へ行ってもおいしいですよね。」

健治さんは、地元にいた頃よりも離れたときの方が、お店のことを考えたと言います。

「自分から継ごうと思いました。両親に言われたわけではありません。お店を守らなくてはならない、と。」

お父さんの守彦さんの技術を見て盗んで、また、聞いて学び、分量や季節による味わいの変化にも敏感になりました。

「父のこの年齢で働くのは、大変なこと。負担をかけているなと感じますが、元気で働き、休みをありがたく思ってくれるのが、唯一の救いですね。」

「餃子醤油ラーメン」は旭川でもなかなかないメニュー。

らーめん京楽

らーめんや「京楽」は、醤油ラーメンをはじめ、味噌・塩と定番ラーメンから、ラーメンの上に「とんかつ」や「餃子」の載ったボリューミーなラーメンも。

旭川ラーメンでは、餃子が載ったラーメンはなかなかありません。ニラとにんにくの香りと、香ばしい焦げ目は、ラーメンの味も餃子の味も引き立てるおいしさ。見た目にもボリュームがあり、テンションがあがりますね!

また、カツ丼、カレー、餃子定食、鍋焼きうどん(冬季限定)などメニューが豊富。どの味も家庭的で優しく、数日経つとまた食べたくなるおいしさです。

味噌ラーメンは当初メニューになかったそうですが、健治さんが2年の歳月をかけて開発した自信のメニュー。次々と来店するお客さんは「醤油と餃子」「味噌」「塩野菜」とメニューをほぼ見ず注文していました。

常連さんに愛されていることが伝わります。

笑顔で、感謝で。

ラーメン京楽

「この界隈はラーメン店が多く、すぐ隣にも人気店、少し走るとまたラーメン店と、本当にお店が多いんですね。そんな中でウチを選んできてくださるお客様には、本当に感謝の気持ちです。思いやりをいちばん大切にしていますね。気持ちよく帰って頂くことが何よりです。」と、暁子さん。

「自分のできる最善を尽くしたいと思っています。出前は早ければ朝7時前からご予約のお電話を頂きます。お届けの時間が遅れないように、麺が伸びないように、おいしく食べて頂きたい一心です。ラーメンは国民食、今後もなるべく値上げを抑えて頑張りたいですね。」

また、「マスクはしていますが、いつも笑顔で。お客様には感謝の気持ちでいっぱいです。」と健治さん。

お父さん・お母さんのお店への愛情とお客様への感謝の気持ちも、ラーメンの味と共に健治さんへ受け継がれています。

らーめんや 京楽

住所:北海道旭川市大雪通4丁目491-10
営業時間:11時~14時, 16時30分~18時30分
定休日:日曜・祝日

文:炭本まみ

■ライタープロフィール
炭本まみ:北海道旭川市出身。保育士として10年勤務後、様々な仕事を経験し、フリーライターに。子育て・発達障害など保育士経験と子育て経験を基にした記事と、地元旭川、北海道の魅力をもっと地元民や道外の人に知ってもらえる記事を執筆中。