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昭和27年創業、優しい味わいと丁寧な接客。親子で営む昔ながらの「京楽」【北海道ラーメン】

炭本まみ

炭本まみ

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北海道・旭川市はラーメンのまち。市内中をラーメン店がひしめき、軒を連ねています。昭和27年創業の「らーめんや京楽」は旭川市内でも老舗中の老舗。親子3代にわたり人気が続くその理由に迫ります。

目次

子どもの時から食べている、自分のラーメンは絶対おいしい!

らーめん京楽

らーめん京楽

via mami sumimoto
創業昭和27年。ラーメンをつくるのは佐藤守彦さん(80歳)、暁子さん(77歳)、そして息子の健治さん(50歳)親子です。

元々は守彦さんのお母さんがお店を開いたのだとか。その時から食べている味をずっと守り続け、今も昔と変わらぬ味わいです。

お店があるのは、パルプ町と呼ばれる「日本製紙株式会社 旭川工場」の目の前。そこで働く人がお昼休みの多く訪れたり、出前注文があったりと、多くの常連さんに愛されています。

お店は16年前に新装開店。清潔感のある店内は佐藤さんたちの心配りを随所に感じられます。

「子どもの頃からずっと食べている母の味。毎日のように欠かさず食べていました。自分のつくったラーメンは絶対においしいという自信があります。」と守彦さん。

息子の健治さん「自分から継ごうと。守らなくては…」。

らーめん京楽

らーめん京楽

via mami sumimoto
息子の健治さんは札幌の大学へ進学後、東京で就職しました。「旭川は住みやすかったな、と感じました。色々なラーメン屋さんがありましたが、旭川のラーメンはレベルが高いということがわかりましたね。札幌も東京も多くの名店がありますが、旭川のラーメンはどこのお店へ行ってもおいしいですよね。」

健治さんは、地元にいた頃よりも離れたときの方が、お店のことを考えたと言います。

「自分から継ごうと思いました。両親に言われたわけではありません。お店を守らなくてはならない、と。」

お父さんの守彦さんの技術を見て盗んで、また、聞いて学び、分量や季節による味わいの変化にも敏感になりました。

「父のこの年齢で働くのは、大変なこと。負担をかけているなと感じますが、元気で働き、休みをありがたく思ってくれるのが、唯一の救いですね。」

「餃子醤油ラーメン」は旭川でもなかなかないメニュー。

らーめん京楽

らーめん京楽

via mami sumimoto
らーめんや「京楽」は、醤油ラーメンをはじめ、味噌・塩と定番ラーメンから、ラーメンの上に「とんかつ」や「餃子」の載ったボリューミーなラーメンも。旭川ラーメンでは、餃子が載ったラーメンはなかなかありません。ニラとにんにくの香りと、香ばしい焦げ目は、ラーメンの味も餃子の味も引き立てるおいしさ。見た目にもボリュームがあり、テンションがあがりますね!

また、カツ丼、カレー、餃子定食、鍋焼きうどん(冬季限定)などメニューが豊富。どの味も家庭的で優しく、数日経つとまた食べたくなるおいしさです。

味噌ラーメンは当初メニューになかったそうですが、健治さんが2年の歳月をかけて開発した自信のメニュー。次々と来店するお客さんは「醤油と餃子」「味噌」「塩野菜」とメニューをほぼ見ず注文していました。

常連さんに愛されていることが伝わります。

笑顔で、感謝で。

ラーメン京楽

ラーメン京楽

via mami sumimoto
「この界隈はラーメン店が多く、すぐ隣にも人気店、少し走るとまたラーメン店と、本当にお店が多いんですね。そんな中でウチを選んできてくださるお客様には、本当に感謝の気持ちです。思いやりをいちばん大切にしていますね。気持ちよく帰って頂くことが何よりです。」と、暁子さん。「自分のできる最善を尽くしたいと思っています。出前は早ければ朝7時前からご予約のお電話を頂きます。お届けの時間が遅れないように、麺が伸びないように、おいしく食べて頂きたい一心です。ラーメンは国民食、今後もなるべく値上げを抑えて頑張りたいですね。」

また、「マスクはしていますが、いつも笑顔で。お客様には感謝の気持ちでいっぱいです。」と健治さん。

お父さん・お母さんのお店への愛情とお客様への感謝の気持ちも、ラーメンの味と共に健治さんへ受け継がれています。

らーめんや 京楽

住所:北海道旭川市大雪通4丁目491-10
営業時間:11時~14時, 16時30分~18時30分
定休日:日曜・祝日

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