いつもの料理が一瞬で特別に。「薬味」を味方にする家庭菜園

連載 | ハタケト仲間 この指とまれ! | 8 いつもの料理が一瞬で特別に。「薬味」を味方にする家庭菜園

2022.06.24

ライフスタイルメディア「ハタケト」は、心の中に「ハタケ」をもち、自分らしく農と暮らす楽しさを紹介しています。

香りや辛味など、少量で料理を引き立てる「薬味」は、普段の食事を簡単にバージョンアップしてくれます。

薬味は野菜、チューブにあらず

始めやすい家庭菜園と言えばトマトやきゅうりなどが定番ですが、おうちで育てるからこそおすすめなのが薬味になる香味野菜です。薬味ならたくさん育てる必要もなく、切っただけで使えるものも多いため、育ったものを無駄なく活用できます。

またその字のごとく、薬味はわたしたちの体に良いはたらきを備えているもの。夏のミョウガは体温調整、ショウガは内臓を温めて胃腸の働きを助け、シソは抗菌や抗酸化、大根おろしの消化促進効果は揚げ物や秋刀魚など脂質が高いものと合わせることで胃腸の負担を軽減。パクチーも抗菌作用と豊富なビタミンで栄養吸収を助け、ニンニクも、ネギも、パセリやバジルも…と、知るほどに楽しい薬味の魅力は、食べることで実感できるものです。

遠慮なくたっぷり。家庭菜園だからこそ

薬味の意味を体感するのにもっとも手軽な方法は、フレッシュの状態でたっぷり使うことです。薬味は野菜なので、生のものをしっかり使うと味わいが全然違います。いつもの食事のままで、薬味にだけ気合いを入れてみましょう。

買ってきただけのお豆腐や焼いただけの厚揚げでも、刻んだネギやミョウガをたっぷり。
レトルトソースを掛けたパスタでも刻んだシソをたっぷり。冷や飯と卵だけのチャーハンにもネギやパクチーをたっぷり、買って盛り付けたお刺身におろしたてのニンニクや葉ワサビ、お惣菜や冷凍のピザに採れたてのバジル、納豆やそうめんに万能ネギ。薬味に本気を出すとそれだけで日常の食はグンと豊かに感じられます。

大きな畑がなくても大丈夫。お庭の端っこやプランターを使って、バジルやパセリなら1〜2本、トウガラシなら1本でも、ニラや万能ねぎならほとんど手入れもなく毎年楽しませてくれます。

いつもの料理に彩りが増し、薬味の効果で体調も整うなど、良いことづくめです。よかったらぜひ、この夏は薬味と仲良くなってみてください。

●この記事は以前にハタケトに掲載した記事から編集・転載したものです。

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