絶対食べたいローカルフード!離島・奥武島で「沖縄てんぷら」を食べてみた

絶対食べたいローカルフード!離島・奥武島で「沖縄てんぷら」を食べてみた

2022.09.10

沖縄で食べたいものといえば? チャンプルー、ソーキそば、南国フルーツ……それも食べ飽きたという沖縄リピーターは、すでに目をつけているかもしれません。「沖縄てんぷら」です。那覇中心部から車で約30分ほどの南城市に、車で渡っていける離島「奥武島(おうじま)」があります。なんでも「沖縄てんぷら」のお店がたくさんあることで有名なそうで、実際に行ってきました。(ネコがたくさん住み着いているネコの島でもあるのだとか……。)

圧倒的な衣のおいしさと沖縄ならではの食材

この小さな島の中に、てんぷらを買えるお店が5軒もあるようです。まずは、「大城てんぷら店」に行ってみました。もずく、いも、田うむにー(芋煮)、アーサ(あおさ)を注文。

用紙にチェックを入れるスタイルで、1つ90円。
少しの待ち時間ですっかり懐いたネコちゃん。てんぷらをもらい慣れているのか、かなり人懐こい。

ほかほかの天ぷらの到着です! 急なスコールに見舞われたので、車内でパチリ。

アーサのてんぷら。サクッとほおばると、アーサの香りが口の中に広がります。ちょうどいい塩味がきいていて、そのままでおいしい。くせになる味です。
田うむにーのてんぷら。マッシュされた田芋と紫芋でできていて、食感よし、甘みよしの、最高のおやつです。
もずくのてんぷら。もずくのぷちぷちの食感がしっかり残っていて美味。もずく酢やもずくスープとは全く違うもずくとの出会いでした。
いものてんぷら。こちらは安定の美味しさ。慣れ親しんだてんぷらの味でした。

「沖縄天ぷらって衣が分厚い! そして、もちもち!」

食材のおもしろさ以上に、サクサク・カリカリのてんぷらに慣れていたわたしは、フワフワの沖縄てんぷらにすっかり魅了されてしまいました。

次なるお店は、店頭でネコちゃんがお待ちかねの「てるちゃん鮮魚・天ぷら店」。ここでは、もずく、海ぶどう、エビ、ライスボール(!?)を注文しました。

1つ100円。ベンチには、てんぷらをつまみに一杯やっているお父さんが。かなりお酒が進んでいるよう……。
もずくのてんぷらはやっぱり美味しい! もずくのぷりっとした食感も残っていて、ジューシーさがたまりません。
海ぶどうのてんぷら。ぷちぷち食感が◎。海ぶどうの塩からさも天ぷらによく合います。
ライスボールのてんぷら。チーズの入ったチキンライスでした! 洋食屋さんでチキンライスとコロッケを食べているような気分。
えびのてんぷら。天丼に入っているようなふわふわの衣のえび天。優しい味わいです。

ほかのお店も回りたかったのですが、もうお腹いっぱい。ただ、天ぷらばかり食べているわりに胃もたれがしないのが不思議です。繁忙期は行列ができるほど人気のようなので、ぜひお腹を空かせてお出かけしてみてください。

またね、ネコちゃん。次は天気のいい日に……。

文・写真:青木紀子