長野県在住のラーメンライター、たこにわです。ラーメン食べ歩きは40年以上、北は旭川、東は根室、西は長崎、南は石垣島まで訪麺しています。47都道府県制覇しました。僕は、ローカル色があり地道に頑張っているお店をみなさんにご紹介していきます。
目次
古い商店街に残る大正時代の味
今回ご紹介するお店は、兵庫県の尼崎市にある「大貫本店」(だいかんほんてん)。
阪神尼崎駅から徒歩5分程度の昔ながらの商店街の一角にある。
下町文化の漂う商店街だ。
実は、このお店、大正元年創業というから、恐らく国内最古の中華そば店かと思う。
筆者が初めてお伺いした2018年5月にはお店の4代目とお話させて頂いたのだが、今回、大阪に所用があったついでに急きょ取材をお願いし、お話をお聞きすることができた。
全国のラーメンファンに向けて、ぜひとも紹介したいお店である。
阪神尼崎駅から徒歩5分程度の昔ながらの商店街の一角にある。
下町文化の漂う商店街だ。
実は、このお店、大正元年創業というから、恐らく国内最古の中華そば店かと思う。
筆者が初めてお伺いした2018年5月にはお店の4代目とお話させて頂いたのだが、今回、大阪に所用があったついでに急きょ取材をお願いし、お話をお聞きすることができた。
全国のラーメンファンに向けて、ぜひとも紹介したいお店である。
3代目、4代目の親子が厨房に立つ地域密着店
大正元年 神戸元居留地にて創業、つまり110年の歴史がある。
現在は3代目のオヤジさんと奥様が健在で、4代目の息子さんも厨房に立つ家族経営である。
お客さんは常連さんが多く、昼夜とも賑わう地域密着型のお店だ。
店内の雰囲気はアットホームで、初めて来た人でも居心地の良さを感じる。
現在は3代目のオヤジさんと奥様が健在で、4代目の息子さんも厨房に立つ家族経営である。
お客さんは常連さんが多く、昼夜とも賑わう地域密着型のお店だ。
店内の雰囲気はアットホームで、初めて来た人でも居心地の良さを感じる。
中華そばとやきめしのセットが中心
大貫本店のおすすめは中華そばなのだが、やきめしをセットで注文するのが基本。
やきめしはテイクアウトもあるなど大人気だ。
セットのサイズも中華そばは普通、大盛り、ハーフに、やきめしはミニから特大まで揃っており、自信のある人は存分に食べて欲しい。
その他にも、サイドメニューで鶏の唐揚げや蒸し鶏などがある。
アルコールのあてとしてのバリエーションが楽しい。
やきめしはテイクアウトもあるなど大人気だ。
セットのサイズも中華そばは普通、大盛り、ハーフに、やきめしはミニから特大まで揃っており、自信のある人は存分に食べて欲しい。
その他にも、サイドメニューで鶏の唐揚げや蒸し鶏などがある。
アルコールのあてとしてのバリエーションが楽しい。
創業時のカエシを継ぎ足したスープ
筆者は中華そば(普通盛)にやきめし(ミニ)のセット(1,380円)を注文した。
中華そばのスープは豚骨味だ。コクがあって、旨味が広がる。
そして何よりも凄いと思わせるのが熟成感溢れる醤油の味。
独特の甘さと同時に酸味まで感じる。
「110年前から毎日継ぎ足してきた醤油だれなので、熟成感が味わえます」と言われれば、その熟成感は「これぞ大正ロマンの味」と自分で答えを出してしまいそうだ。
中華そばのスープは豚骨味だ。コクがあって、旨味が広がる。
そして何よりも凄いと思わせるのが熟成感溢れる醤油の味。
独特の甘さと同時に酸味まで感じる。
「110年前から毎日継ぎ足してきた醤油だれなので、熟成感が味わえます」と言われれば、その熟成感は「これぞ大正ロマンの味」と自分で答えを出してしまいそうだ。
麺は自家製の玉子麺。
滑らかで喉越しがいい。
主流になりつつある最近のパツパツ系とは違い、昔懐かしい優しい食感だ。
この麺も長年愛されてきているのだろうと思う。
滑らかで喉越しがいい。
主流になりつつある最近のパツパツ系とは違い、昔懐かしい優しい食感だ。
この麺も長年愛されてきているのだろうと思う。
やきめしはパラパラ系
関西に来るといつも思うのが、やきめしが美味い!
東日本では炒飯(チャーハン)ということが多いが、西日本、それも特に関西では「やきめし」が多いように思う。
味付がラーメンのスープを基本に焦げ目を付けてしっかりと炒めてあるので、ご飯がべっとりせずパラっとしている。
人によって好みの違いはあるが、筆者はこのパラっとした感じと醤油の濃い味が好きである。
ラーメンスープを飲みながら、やきめしを頬張るときは至福である。
東日本では炒飯(チャーハン)ということが多いが、西日本、それも特に関西では「やきめし」が多いように思う。
味付がラーメンのスープを基本に焦げ目を付けてしっかりと炒めてあるので、ご飯がべっとりせずパラっとしている。
人によって好みの違いはあるが、筆者はこのパラっとした感じと醤油の濃い味が好きである。
ラーメンスープを飲みながら、やきめしを頬張るときは至福である。
時代は変われど味は受け継ぐ
大貫本店は4代目まで受け継がれてきた。
3代目のご主人、奥様、そして4代目の息子さんは気さくでとても話をしやすい方だ。
地域から愛され続けている理由は味とお店の雰囲気だと感じた。
何よりも、醤油ダレを今日までずっと継ぎ足してきたというのが凄い。
まさに時のロマンを感じるお店。
中華そば店として歴史をさらに伸ばしていくことを、ただただ願うばかりである。
3代目のご主人、奥様、そして4代目の息子さんは気さくでとても話をしやすい方だ。
地域から愛され続けている理由は味とお店の雰囲気だと感じた。
何よりも、醤油ダレを今日までずっと継ぎ足してきたというのが凄い。
まさに時のロマンを感じるお店。
中華そば店として歴史をさらに伸ばしていくことを、ただただ願うばかりである。
文・写真:たこにわ
*店舗情報・メニュー内容は取材時点の情報でございます。
*店舗情報・メニュー内容は取材時点の情報でございます。