クラフトビール醸造所数が全国でも上位の“クラフトビール県”である静岡。特にその文化が根付く沼津市・三島市エリアで、地場産品を活かしたビールを表彰する品評会が初開催されます。11月1日(土)・2日(日)の2日間、三島に集結する13の醸造所が挑む、「地域とビール」の新しい関係性に注目です!
静岡はクラフトビール王国!鍵を握る「県東部」の驚異の集中度
静岡県は、全国でも有数のクラフトビール醸造所数を誇る“クラフトビール県”として知られています。その中でも、水資源が豊富で首都圏からも近い県東部地域に、なんと半数以上の醸造所が集中しています。この地理的・歴史的に根付いたクラフトビール文化を、地域経済の発展と魅力向上につなげようと、沼津市・三島市・静岡クラフトビール協同組合が令和6年3月に「TAP ON SURUGAプロジェクト」を立ち上げました。

「TAP ON SURUGA AWARD」の審査基準とは?
今回、このプロジェクトの一環として、県内のクラフトビールを部門ごとに表彰する「TAP ON SURUGA AWARD」が初開催されます。
このアワードの最大の特長は、審査基準に「地域特産品」を組み込んだ点です。まず「新クラフトビール部門」では、沼津市・三島市産の特産品、例えば地元で採れた果物や野菜などを副原料として使用した新しいビールが評価されます。地域で生まれた資源をビールに活かし、その魅力を高める「地域循環社会」を目指す、サステナブルな取り組みです。続いて「ペアリング部門」では、沼津市・三島市の名産である「ひもの」と「みしまコロッケ」という特定の地場産品に、最も合うビールを審査します。地元の食文化とビールの融合を深く追求する、地域愛あふれる品評会です。

来場者も審査に参加可能!人気投票でベストビールを決定
「TAP ON SURUGA AWARD」には、来場者が直接参加できる部門も用意されています。人気投票部門では、イベントで味わったビールの中から、来場者が「ベストなビール」に投票し、その場で人気No.1が決定します。新クラフトビール部門は11月1日(土)16時頃、ペアリング部門と人気投票部門は11月2日(日)16時頃に表彰式が行われる予定です。日本のクラフトビールを牽引する専門家を審査員に迎え、公正かつ熱い審査が展開されます。
13の醸造所が集結!「SHIZUOKA CRAFTBEER JAMBOREE in MISHIMA」
品評会と合わせて、毎年恒例の「SHIZUOKA CRAFTBEER JAMBOREE in MISHIMA」が第6回目を迎えて開催されます。開催日は、11月1日(土)と2日(日)の2日間、時間は両日とも11時~17時です。会場は、JR三島駅南口から徒歩5分の三島商工会議所と白滝公園。このイベントには、2日間で計13の醸造所と13のフードブースが出展予定です。

クラフトビールが好きな方、ペアリングの妙を楽しみたい方、ぜひ訪れてみてはいかがでしょうか?