日本は自然災害が多い国ですが、みなさんは何か防災対策をやっていますか?私が住む広島県はここ数年、雨による大きな被害を受けた地域の一つ。そのため我が家でも防災セットは用意していますが、防災意識の高い知人が教えてくれたのは「用意するだけでは防災対策は終わらない」という話でした。特に「食(非常食)」に関しては、味の好みや調理のしやすさ、腹持ち具合など、実際に食べてみないと気づけないこともあるのだと言います。「非常食を食べてみることも、一つの防災対策なのか!」と思い、今回は水で戻すカップラーメンをシーフード味で試してみることに。さらには“味変”も可能なのか、検証してみました。
今回は、カップヌードル(シーフード味)を選んでみました。
2020年10月にリニューアルしたばかりのようで、追加された新具材が今回の検証にどう響くのか・・・。
少し不安も感じつつ、試してみることにします。
ちなみに以前ソトコトで紹介した記事にも書いてありますが、水に戻して食べるカップラーメンは『警視庁警備部災害対策課』のTwitterアカウント@MPD_bousaiでも、災害時を想定した食事ということで紹介されています。
いざ実食!
準備するものは、カップラーメンと水だけ。
カップ内側の線まで水を入れて、ただひたすら待ちます。
お湯であれば、3分程度で完成します。
では、水だとどうなるのか?
『警視庁警備部災害対策課』のTwitterによると、待ち時間は15分と書かれていましたが、実際には箸から麺の固さが伝わってくるほど硬めでした。(カリカリ麺が好きな方にはいいかも?)
そこで30分待ってみると、こんな感じになりました。_
30分だと、麺の硬さはバッチリ!
心配していたスープも、見た目は粉っぽさが残っていましたが、味はお湯で作ったカップラーメンと同じように、おいしく食べられました。
ただ具材は、まだ戻りきってない部分も一部ありました。
例えばイカは、ちょっと噛みごたえがある状態でした。
しかしこれ以上放置すると麺が伸びてしまう可能性もあったので、15分と30分で検証は終了しました。
普段食として“味変“も試してみました。
実際に食べてみると、案外普段の食事でやってみるのもアリかな?と思いました。
なので、普段でもやれそうなことにもチャレンジしてみます。
試してみたのは、シーフード味では有名な“味変”でもある「牛乳」と「キムチ」です。
まずは牛乳アレンジを。
カップ内側の線より1センチほど水を少なめに入れ、牛乳50mlを入れて待ちました。
インターネットで調べると、【シーフード味+牛乳=クラムチャウダー味】になるそうです。
実際に食べてみると、牛乳の割合が少なかったのか、「まろやかなシーフード味」という感じでした。
もしかしたら、すべてを牛乳で戻したらまた違ったのかもしれません。
そして次は、キムチアレンジに挑戦!
こちらは、完成後に刻んだキムチを入れるだけです。
味は、キムチラーメンのようでした。
食べている途中で“味変”するのもいいかもしれません。
もしもの時にキムチが冷蔵庫に残っていたら、野菜も摂れるのでいいなと思いました。
そしてどの食べ方も、「冷やしラーメン」というより「常温ラーメン」という印象でした。
ただ冬に食べると、温かさが恋しくなるかもしれません。
そう思うと、普段の生活でお湯が出るありがたみを改めて感じます。
カップラーメンの大きさや種類によっても、待ち時間は変わってくるようです。
簡単な防災対策としてお好きなラーメンで試してみてはいかがでしょうか?