和菓子×おさけの新体験。できたての練り切りを味わえる西荻窪のバー「をかしや」とは?

和菓子×おさけの新体験。できたての練り切りを味わえる西荻窪のバー「をかしや」とは?

美しい色合いと四季折々の風物詩の形で、思わず目を奪われてしまう練り切り。練り切りは和菓子の一種で、白あんとつなぎを合わせた練り切り生地から作られます。和菓子は「和菓子屋さんで買って、日本茶と食べる」というイメージがありますが、西荻窪には、和菓子とお酒を一緒に楽しめるバーがあるんです!しかも、和菓子職人が目の前で練り切りを作ってくれるのだとか。一体どんなお店なのか?和菓子とお酒は合うのだろうか?気になった筆者は、西荻窪のバー「をかしや」に行ってきました!

隠れ家的バー「をかしや」でおいしいお酒とおつまみを味わう


隠れ家のようなこじんまりとしたお店
隠れ家のようなこじんまりとしたお店

西荻窪駅から徒歩数分。細い道にぽつんと佇むお店が、今回訪れたバー「をかしや」です。


看板フクロウのちょびちゃんはお休みの日もあり
看板フクロウのちょびちゃんはお休みの日もあり

窓からはヨーロッパコノハズクのちょびちゃんがお出迎えしてくれます。


店内に入ると、カウンターにはすでに常連らしきお客さんが。バーでの1人飲みに慣れていない筆者は、やや緊張しながらカウンターに座ります。


「マイタケのお吸い物」
「マイタケのお吸い物」

お通しとして運ばれてきたのは、「マイタケのお吸い物」。


一口飲むと、マイタケの旨みが口いっぱいに広がり、すだちの酸味があとから追いかけてきます。肌寒い夜にほっとする、爽やかで味わい深い一杯です。


壁に貼られているメニュー一覧
壁に貼られているメニュー一覧

メニューにはいろいろなお酒とおつまみが並びます。


まず頼んだのは、「生絞りすだちサワー」(600円)と「さくらんぼしば漬け」(600円)。


「生絞りすだちサワー」と「さくらんぼしば漬け」
「生絞りすだちサワー」と「さくらんぼしば漬け」

すだちサワーにはすだちの果肉と輪切りがたっぷり!さくらんぼのしば漬けは、ジューシーな果肉に塩気が上品に合わさった珍しいおつまみです。


続いて頼んだのは、日本酒と「秋刀魚のくんせい」(600円)。


「秋刀魚のくんせい」
「秋刀魚のくんせい」

旬の秋刀魚を使ったくんせいは、香ばしく、噛むほどに旨みを感じる一品。カボスを絞ればさっぱりと食べることができ、お酒もすすみます。


緊張していたはずの筆者も、美味しいおつまみとお酒に緊張がほどけ、心地よくなってきました。


「カタヌキ(成功で1杯サービス)」
「カタヌキ(成功で1杯サービス)」

メニューには、成功すればお酒が1杯サービスになる「カタヌキ」(300円)も。絵柄は簡単なものから難しいものまで様々。意外と難しいのですが、会話が盛り上がっておすすめです。



いよいよ目の前で練り切り実演をしてもらいます!

目の前で作られる練り切りの美しさと口どけを愉しむ


「練り切り実演」
「練り切り実演」

そろそろ「練り切り実演」(700円)を注文してみます。


最初に中のあんのフレーバーを選びます。筆者は、和菓子ではあまり見たことのない「ココナッツ」を注文してみました。一体どんな味なのでしょうか。


作ってくれるのは、店主であり和菓子職人の戸辺麻理子さん。


まずは色のついた生地が目の前に用意されました。


色のついた練り切り生地が登場
色のついた練り切り生地が登場

ここからどんな練り切りが出来上がるのが、想像もつきません。


職人の技を目の前で実演
職人の技を目の前で実演

戸辺さんが生地を手に取ると、鮮やかな手つきでみるみるうちに形が変わっていきます。


綺麗に形を整えていきます
綺麗に形を整えていきます

練り切りは次々と形を変え、色も美しいグラデーションに。


美しい練り切りの出来上がり
美しい練り切りの出来上がり

細かく繊細に模様を付けたら、完成!秋らしい紅葉の練り切りです。


できたての練り切りが美味しい理由は水分量から生まれる口どけの良さ


菓子切りがすっと入る柔らかさ
菓子切りがすっと入る柔らかさ

作りながら、戸辺さんができたての練り切りが美味しい理由を教えてくれました。


それは、“水分量の違い”とのこと。


店頭で販売する和菓子は、日持ちを良くするために水分量のコントロールをしているのだそう。しかし「をかしや」では、できたてをすぐ食べてもらえるため、中のあんも外側の練り切りも、水分量を多めに作ってあると言います。水分量が多くなることで口どけが良くなり、より美味しく感じられるというわけ。


早速、筆者もできたての練り切りをいただきます!小さく切って口に運ぶと、口の中ですうっととろけます。これは、今まで食べた和菓子の中でも抜群に美味しい……!しっとりと柔らかく、舌触りもなめらか。これがたっぷりと水分を含んだ練り切りの美味しさなのかと感動してしまいました。


をかしやオリジナルマークのついたお猪口と徳利
をかしやオリジナルマークのついたお猪口と徳利

 

しかも日本酒と合う!


最初はお酒と和菓子の組み合わせなんて想像もつきませんでしたが、練り切りの上品な甘さが日本酒と想像以上にマッチします。中のあんは、ココナッツがアクセントになって食感も楽しい♪


できたての練り切りの美味しさと、日本酒とのペアリング。初めての体験に、感動の連続でした。


「をかしや」を始めるに至ったシンプルな想い


季節によって変わるモチーフ
季節によって変わるモチーフ

和菓子の専門学校に通った後、和菓子の製造・販売、大学で和菓子の授業の助手といくつかの和菓子の仕事を経て、今のお店を開いた戸辺さん。お店を開くことになったのは、前々からの夢などではなく“直感”。今の場所に偶然空き店舗を見つけたことがきっかけなのだそう。


お酒を飲みながら戸辺さんに話を伺っていると、いつも答えはシンプルで真っ当。


飲み屋さんで和菓子を出そうと思ったのは「おもしろそうだから」。


できたての練り切りを提供しようと思ったのは「そのほうが絶対おいしいから」。


そしてその作り込まれていない空間に人が集まり、いつの間にかお客さん同士で自然と会話が生まれ、和やかでゆったりとした空気が流れます。いつもシンプルな想いで進んできた戸辺さんだからこそ、和菓子とお酒のおもしろい組み合わせが生まれ、自然と足を運びたくなるような、あたたかい雰囲気のお店になっていったんだなと思いました。


西荻窪のバー「をかしや」で心地良いひとときを


また来たくなる居心地の良いお店でした
また来たくなる居心地の良いお店でした

今回は、西荻窪にあるバー「をかしや」をご紹介しました。お酒と和菓子の新鮮な組み合わせや、和やかなお店の雰囲気に、きっと心地いい時間を過ごせるはず。目の前で作られていく練り切りを見る楽しさ、出来上がった練りきりの美しさとできたての口どけを、ぜひ体験してみてくださいね。


「をかしや」店舗情報



  • アクセス:東京都杉並区西荻南2-24-2 (西荻窪駅から徒歩約3分)

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  • 営業時間:19:00~24:00

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  • 定休日:日曜日・月曜日(営業時間・定休日は変更となる場合がございますので、Twitter・Facebookなどでご確認ください) 


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