ローカルは食の宝庫だ
ローカルは食の宝庫だと思う。その地域でしか食べられないものがよく店に並んでいる。
鮮度的にどうしても遠方へは運べない場合や、その地域ではメジャーだけど全国区では知られてない食べ物、数が確保できない食べ物もある。
それ以外にも、その地域独特の作り方などの料理もある。
このごはんもそうかもしれない。
ローカルを知るには食を知るのが一番だ
今回は鶏飯。鹿児島県奄美群島で作られる郷土料理だ。
一見、だし茶漬けのようにも見える。
ごはんの上に、鶏肉、錦糸卵、椎茸、沢庵、葱、きざみ海苔をのせ、そこに鶏で作ったスープをかける。
まれに紅生姜をのせる。今回食べたお店は、紅生姜が準備されていた。
これらが別々に出されて、自分の好みでのせて、スープも自分の好みの量をそそいで食べる。
一見お茶漬けのようにさっぱりしていそうだが、鶏肉とスープでコクもあり、食べごたえもあっておいしい。
歴史を遡ると、江戸時代の文献にはすでに鶏飯のようなレシピがあるそうだ。
郷土料理はその歴史も調べてみると、当時の背景もわかり、その地域をまた訪れたくなる知識がつくので面白い。