岩手のお正月では、お雑煮の中のおもちを取り出して“くるみだれ”につけて食べるのが定番。この甘じょっぱいくるみだれが絶品なんです!今回は、岩手出身の筆者がくるみだれのレシピをご紹介します。いつものお雑煮をアレンジしたい時やお正月におもちが余った時にもおすすめです!
岩手のお正月で定番の“くるみだれ”のお雑煮とは?
岩手のお雑煮は、醤油ベースで根菜たっぷり。優しくてほっとする味わいのお雑煮は、新年を迎えた朝にぴったりです。
お雑煮の中に入っているおもちはそのまま食べてももちろん美味しいですが、岩手ではおもちを取り出して“くるみだれ”につけて食べる地域も。お雑煮の出汁が染みこんだおもちと、くるみだれの甘じょっぱさの組み合わせがたまりません。
筆者の祖母の家では、毎年おもちをくるみだれで食べるのが定番。あんこやごま、きなこなどいろいろな食べ方をしますが、やっぱりくるみだれが一番人気。だから、県外の人がくるみだれを知らないのは驚きでした……。
食べると砂糖の甘さと、くるみの香ばしい風味が口いっぱいに広がります。舌触りはまったりなめらか。クリーミーで、ピーナッツバターにも似ているような。もしくるみだれを知らない人がいたら、ぜひ一度味わってみてほしい!
岩手の母・祖母から伝わる“くるみだれ”のレシピ。余ったおもちのアレンジにも!
岩手の母と祖母にくるみだれのレシピを教えてもらいました!いつものお雑煮をアレンジしたい時や、おもちが余った時にもおすすめです。
くるみだれの材料(2~3人分)
- くるみ 100g
- お湯 80~100㏄
- 砂糖 大さじ2
- 醤油 小さじ1
- 味噌 小さじ1/2
くるみだれの作り方
1.すり鉢とすりこぎを使ってくるみをすりつぶします。すりつぶす前にくるみをフライパンで乾煎りすると風味がアップするので、手間でなければやってみてください。
2.くるみの形がなくなり、ねっとりしてきたら、お湯を少しずつ加えて混ぜていきます。冷水を使うとくるみの油分と分離して溶けにくくなってしまうので、お湯を使いましょう。
3.砂糖、味噌、醤油を加えて、よく混ぜ合わせたら完成!お好みで調味料やお湯の量を調整してくださいね。
できたてのくるみだれは風味豊かで絶品!お雑煮の中の柔らかくなったおもちでも、焼きたてのおもちにつけて食べてもおいしいです。
“くるみだれ”でいつものお雑煮をアレンジしてみよう!
今回は、くるみだれにつけて食べる岩手のお雑煮をご紹介しました。次のお正月は、いつもと違ったお雑煮を食べてみませんか?いつものお雑煮をくるみだれで味変するのもおすすめ!気になった方はぜひ試してみてくださいね。