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「新潟ラーメンなみ福」あっさり醤油ラーメンは名店の味とローカル文化を未来へつなぐ至極の一杯【新潟ローカルラーメン】

Nico

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こんにちは、NIcoです。皆さんには忘れられないラーメンの味はありますか?今回ご紹介するラーメンは、新潟市民をはじめ全国に絶大なファンを持つ「新潟あっさり醤油ラーメン」。その中でも、惜しまれつつ閉店した名店「楽久」の味を引き継ぎ、オリジナルの要素を加え進化を遂げた一杯。大切なものを未来につなぎたい!という熱い思いが詰まった新潟ローカルラーメンをご紹介しましょう。

目次

風光明媚な角田浜の海が見えるラーメン店

今回の舞台は新潟市を走る越後七浦シーサイドライン沿い、角田岬のある角田浜。目の前には日本海、背後には角田山がそびえ、灯台もある自然豊かで風光明媚なロケーションにある「新潟ラーメンなみ福 角田浜本店」。(以下新潟ラーメンなみ福)

海を見ながらラーメンが食べられるなんて羨ましい!

新潟ラーメンなみ福は、かつて浜茶屋だった建物をリノベーションし、2022年9月28日に角田浜に誕生しました。連日たくさんの方がおいしさを求めて訪れる、人気のラーメン店です。

新潟ラーメンなみ福の誕生秘話

1991年に結成された人気ロックバンド「Hi-STANDARD」と「NAMBA69」のボーカル兼ベースを務める難波章浩さんを中心に、志を共にするお仲間が営んでいる新潟ラーメンなみ福。

古くから街の人に愛され、子供の頃から食べてきた新潟のソウルフード「新潟あっさり醤油ラーメン」の名店「楽久」がやむなく閉店し、その味が途絶えてしまうという危機が訪れました。これを知った難波さんが、楽久の味を途絶えさせたくないと、味の継承に手をあげました。

「新潟ラーメンなみ福」には、大切なものを守りたいという素敵な思いが込められています。

名店の味を未来につなぐ「なみ福プロジェクト」

協賛企業の提灯。

楽久の味を守る!という強い想いから難波さんを中心に、各界で活躍されるメンバーが賛同し、集い、楽久の味が未来へと歩み出しました。「なみ福プロジェクト」を立ち上げ、クラウドファンディングを利用して、支援も募ったのだそう。同時に楽久の味を受け継ぎ、オリジナルの要素も加えた「新潟あっさり醤油ラーメン」も試行錯誤と共に誕生しました。

新潟の浜茶屋文化も守りたい!

おとひめをリノベーションして誕生したなみ福。

角田浜周辺はかつて20〜30ほどの浜茶屋が並び、リゾート地として賑わいを見せていました。浜茶屋とは宿泊できる海の家のような施設で、新潟に多く見られます。しかし、今は後継者不足などで、現在はその数も少なくなり、徐々に営業するお店も少なくなっているのだそう。

新潟市の角田浜にある築50年の浜茶屋「おとひめ」のオーナーが難波さん達の「楽久の味、継承」への熱い思いを知り、おとひめを譲ってくださることを快諾。

クラウドファンディングをはじめ地元の方々、そして全国からの支援を受け、浜茶屋「おとひめ」をリノベーションし、新潟ラーメンなみ福の店舗が完成しました。

名店の味と新潟の浜茶屋文化を未来につなぎたいという、皆の熱い思いが詰まっているのです。

浜茶屋の雰囲気漂う店構えと店内の様子

併設のカフェなみ福茶屋

リノベーションした浜茶屋のノスタルジックな雰囲気が漂う店構え。

店内に入ると右手に併設のカフェ「なみ福茶屋」があり、ラーメン店の待合室としても利用できます。

地元や産地にこだわった食材を使ったスイーツやドリンクが味わえます。コーヒーやマキアート、コーラなどのソフトドリンクから、越後ビールなどのアルコールなどが味わえます。またソフトクリーム、マンゴーサンデーなどのスイーツやフードメニューも充実しています。

こちらは季節限定の「おいもの和風サンデー」。新潟県産のさつまいも「ガタイモ」が持つ自然の甘みとなみ福ソフト、フレークが美味しさのハーモニーを奏でます。

価格:650円(税込)

定番メニューもさることながら、旬の食材を使ったメニューからも目が離せません。

オリジナルグッズや冷凍ラーメンも販売

なみ福茶屋の隣では、ラーメン丼やTシャツなど、様々なオリジナルグッズを販売しています。

また、より多くの人になみ福の美味しさを味わってほしいという思いから試行錯誤の末、冷凍なみ福ラーメンも生み出しました。お土産やお歳暮などの贈答にもピッタリですね。

グッズや冷凍ラーメンはお店で販売しているほか、ネットショップでも入手できます。

いざラーメン店へ

この引き戸の向こうがラーメン店。

広い店内にはお座敷・テーブル席・カウンターがあり、どの席からも日本海を一望できます。お天気が良ければ、佐渡島も見えますよ。

訪問時は雨でしたが、角田浜に打ち寄せる波が冬の日本海の荒々しさと自然の雄大さを感じさせてくれました。

ご紹介しているのは角田浜本店で冬期間は休業しますが、その間は新潟大学近くの楽久店舗跡で「新大店」が営業します。

https://www.namifuku.jp/

角田浜本店は2023年12月17日(日)まで営業。
新大店は2023年12月21日(木)から2024年3月3日(日)まで営業。

メニュー

入ってすぐ左手にあるラーメンの券売機のメニューです。ラーメンとラーメンチャーハンセットの2種類と、まとめ買いボタンもあるので便利です。

ラーメンの順番を待っている間も角田エリアを楽しんで欲しいという想いから、整理券制を取っています。券を受け取ったらお店を離れ、登山や散策などを楽しみながら順番を待てるのが嬉しいですね。

伝統の味を受け継ぎ誕生した新生「なみ福ラーメン」がこれだ!

楽久のおいしさを受け継ぎ、オリジナルテイストに仕上げたなみ福の新潟あっさり醤油ラーメンがこちら。透明感あふれるスープと細麺とチャーシュー、メンマ、そしてネギがトッピングされています。

黄金色をしたクリアなスープは、まろやかな中にコクとキレが共存します。濃厚な醤油の風味が口の中に広がり、優しく体にしみこんでいきます。

煮干しをはじめ野菜など厳選された数種類の食材を丁寧に炊きだした門外不出のスープは、えぐみなどを一切感じない洗練された味わい。楽久をベースにオリジナルに生み出した絶品のスープです。

コシのある細麺は、楽久と同じ麺を使用しているのだそうです。のど越し、舌触り滑らかでもっちりした麺にスープが絡み、極上のハーモニーを奏でます。

新潟県産の豚肉を使った豚バラチャーシューは、秘伝のたれがしみこんでおり、お肉のジューシーさと相まって大変美味。麺と絡めて食べるのがオススメなのだそう。

メンマにも味がしっかり染み込み、ラーメンのアクセントになります。

スープ・麺・具材すべてが調和し、初めて食べた人でもどこか懐かしさを感じ、ほっこり安らぐ美味しさ。楽久伝統の味とローカルへの愛情がたっぷり詰まった至極の一杯です。

価格:830円(税込)

【店舗情報】

新潟ラーメンなみ福 角田浜本店

住所:新潟県新潟市西蒲区角田浜1069-1

営業時間:平日11:00〜14:00 土日祝日11:00〜14:30(整理券配布10:30〜)
※スープがなくなり次第終了

定休日:火・水曜日

新潟ラーメンなみ福

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