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ご飯と一緒に食べてみんさい!島根のローカルライターがオススメするご飯のお供3選

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離れていても全国各地の特産品を楽しめる、お取り寄せグルメ。私もここ数年でお取り寄せデビューを果たしましたが、そのきっかけはおうちご飯が増え「もう少し楽においしいものを食べられたらなぁ」と思ったからでした。そこで今回は島根県出身のローカルライターが、地元のおすすめご飯のお供を3つご紹介します。

目次

東西に長い島根県

島根県地図
提供:イラストAC

島根県は東西に長く、出雲地方・石見地方・隠岐地方に分けられます。各地方で少しずつ文化が異なるため、違う地域の方と話してみると同じ島根出身の私も知らない文化に出会うことがよくあります。

そんな島根県の観光地といえば出雲大社が最も有名だと思います。出雲大社がある出雲地方には、その他にも歴史ある文化が数多く残っています。例えば日本刀ブームの影響もあって再注目されている、日本で生まれた製鉄技法「たたら製鉄」。コロナ禍以前には関連施設を巡る観光客をたくさん目にしました。またお正月などに食べる「ぜんざい」も、実は出雲発祥と言われています。出雲縁結び空港からも近いので、県外や遠方からの観光客も訪れやすい地域の一つです。

「安心・安全」を大切にしている島根産山椒の佃煮

そんな出雲地方から紹介するご飯のお供が「奥出雲山椒ジャコのり頼むからごはんください」です。

ジャコのり
「奥出雲山椒ジャコのり頼むからごはんください」567円(税込)/筆写撮影

こちらは出雲地方の中でも、奥出雲と呼ばれる自然豊かな地域で作られています。古来より伝わる山椒の栽培を復興しようと設立された会社で開発された、全国でも珍しい山椒の佃煮です。「安心・安全」を大切にしていることから、原材料の山椒やじゃこ、海苔などは全て国産にこだわり、着色料・保存料は無添加のものを使用しています。

実山椒
使用する山椒は若い時期に収穫したものを使用。豊かな風味を大切にするため収穫したその日のうちに粉砕・使用しているという/写真提供:いずも八山椒有限会社

「今までにない山椒商品を」と開発されたこの佃煮は、お取り寄せグランプリ受賞などの影響もあり、今では年間7万個も販売されている人気商品です。

私がこの佃煮が大好きな理由が、その香りです。一口食べると山椒の爽やかな香りが口の中にスーッと広がり、その後にじゃこや海苔のうまみが続きます。これとお味噌汁があれば十分満足できますし、我が家ではおむすびの具としても大活躍。まさに「ご飯のお供」です。

ジャコのり
新米やちょっと良いお米を取り寄せて一緒に食べるのもオススメ/筆写撮影

販売元のいずも八山椒有限会社・若槻雅人さんによると、パスタと絡めて「山椒パスタ」として食べるのもオススメだそうで、また豆腐やチーズ、食パンとの相性も抜群とのこと。ぜひ今度試してみようと思っています。

●お取り寄せ情報
公式HPで購入する場合は、いずも八山椒HPより
その他、島根県アンテナショップ・日比谷しまね館や全国イオン内の久世福商店などでも店頭購入が可能(在庫状況はお店にご確認ください)

石見地方のご飯のお供と言えばこれ

次は石見地方からご紹介します。

石見神楽
石見神楽の演目「塵輪」/写真提供:石見観光振興協議会

石見地方は島根県西部に位置し、観光地としては世界遺産・石見銀山や山陰の小京都・津和野町などが人気です。また日本書紀や古事記を題材にした「石見神楽」は、地元のお祭りでは必ずと言っていいほど上演される石見地方の伝統芸能。豪華な衣装を身に纏いながらリズム感溢れるお囃子に合わせて舞う様子は、県外・海外のお客様からも好評です。

そんな石見地方から紹介するのは、浜田市にある明治45年創業の蒲鉾店が作る「赤てん」です。

赤天
こだわりは、昔ながらの石うすで丁寧に摺り上げること。味付けも他社にはない独特の風味を出せるようこだわっていると言う/筆写撮影

こちらはその名の通り、赤い天ぷら。原料のスケトウダラに唐辛子を混ぜ込んで揚げられた、ピリ辛の練りものです。戦後から販売されている歴史ある商品で、地元の人にも長く愛されています。

地元で一番有名な食べ方は、“カリッと&マヨネーズ”。トースターで赤てんの表面がカリッとするまで焼き、マヨネーズやお好みで七味をつけて食べるのが鉄板です。ピリ辛の赤天とマヨネーズのコクやまろやかさが抜群に合うので、これをおかずにご飯が進みます。

赤天
インターネット通販では真空パックまたは化粧箱包装で販売。「赤てん」5枚入り590円(税込)〜/筆写撮影

販売元の江木蒲鉾店・江木修二さんに聞くと、「マヨネーズは定番ですが、赤てんの上にとろけるチーズを乗せてオーブンで焙るのもイケます。チーズとの相性もいいんですよ」と教えてくださいました。ぜひお試しあれ!

●お取り寄せ情報
インターネット通販は、47クラブで購入可能

週末には行列ができる肉屋の手造りビーフコロッケ

最後は島根県の県庁所在地・松江市から。

穴道湖
穴道湖の夕日/写真提供:しまね観光ナビ

松江市は「水の都」とも言われており、国宝松江城を取り囲む堀川をめぐる遊覧船も人気です。また絶景の夕日が見れる穴道湖では、夏に西日本最大級の湖上花火大会・松江水郷祭が開催されています。穴道湖へと続く宍道湖大橋や松江大橋から鑑賞する盛大な水上花火は圧巻です。

そんな松江市内で偶然行列を目にしたことがきっかけで出会ったのが、ミートショップきたがきの「手造りビーフコロッケ」です。

ミートショップきたがき
筆写撮影

1987年(昭和62年)から製造・販売されており、年間約70万個、週末には約3000個も販売されている大人気コロッケ。しまね和牛をたっぷり使用し、その量はじゃがいもの約2倍!

販売元のミートショップきたがき・北垣健司さんも「現社長が有名コロッケを食べ歩き、研究を重ね、肉屋らしいコロッケとは何かを自問したところ、どこを食べても肉が口の中に転がり込んでくるコロッケを造ろうというところから誕生したようです」と話すほど、一口食べれば「肉屋のコロッケ」だと感じずにはいられません。

コロッケ
冷凍で送られてきたものをそのまま揚げるだけ。手間がかからずありがたい。「手造りビーフコロッケ」10個入り1200円(税込)/筆写撮影

サクサク食感の衣とトロトロのタネが印象的で、我が家ではソースなどはつけずにそのまま食べます。ポタージュかと思うほどしっかり煮込まれたタネは、「肉が足りない」と不満に思う人はきっといないはず。

●お取り寄せ情報
インターネット通販は、ミートショップきたがき公式HPで購入可能

旅行先でも地元の人に聞いたお店・グルメはぜひ押さえておきたいものですが、全国各地にはそれぞれの”地元の人”がオススメするグルメがきっとまだ眠っているはず。
遠出ができず、先が見えない不安も抱えている方も多いかもしれません。今は食を日常の楽しみに変えながら、我慢の時期を乗り越えるために、この記事が少しでもお役に立てれば幸いです。

<取材協力>
いずも八山椒有限会社
有限会社江木蒲鉾店
ミートショップきたがき

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