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連載 | EMPOWER THE LOCAL | 13

現代に息づく「生きる力」を次代へ日本三大秘境椎葉村がLocal DAOとNFTで挑む未来のカタチ

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宮崎県北西部、九州山地の深い山中に位置する椎葉村。日本三大秘境の一つに数えられ、伝統的な焼畑農法で世界農業遺産にも認定されているこの場所は、現代社会において私たちが失いつつある「生きる力」が色濃く残る稀有な地域です。

近年、私たちはこの椎葉の「村」に息づく尊さを、Local DAOという新しい仕組みとNFTという技術で未来へ繋ぐプロジェクトを進めてまいりました。

「村に眠る知恵を継承したい」「顔が見える、濃いつながりを取り戻したい」── そんな思いを胸に、私たちは「関係人口」のさらに一歩先へ踏み込む「デジタル村民」という概念を打ち出し、活動を続けています。

これまでの取り組みについては、以前の記事にて、現地コーディネーターである村上健太さんが詳しく綴っています。なぜLocal DAOとNFTの道を選んだのか、その熱い想いをぜひご一読ください。

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目次

椎葉神楽ツアー

2025年11月29日、30日に椎葉神楽のひとつ、小崎川の口神楽を体験する「オールナイト神楽ツアー2025」が開催されました。関西や九州から7名の参加者に来ていただきました。観光のイベントとして公開をしていない神楽を村の外部の人が見にくるというのは初の試みで、村役場、観光協会、教育委員会など様々な協力をいただき開催することができました。

29日、村までの公共交通手段は大変限られているため、参加者は自力で車で村までやってきます。全員が集合し、観光協会のスタッフが説明とオリエンテーションをし、まずは椎葉民俗芸能博物館へ。こちらでは村の歴史や文化財が分かりやすく展示されており、もちろん神楽についての知識を得ることができます。学芸員さんの解説を聞いて、椎葉村について理解を深めていきます。

続いては村内の絶景ポイントへ。ダムの上まで行くと椎葉村の山々と湖のコラボレーションを体感することができます。改めて三大秘境の村ということを感じることができました。

その後、神楽の本番である小崎神社へ移動。そこでは「神迎え」という儀式が行われていました。山の上の本殿へ神様を迎えに行く儀式です。舞と太鼓を奏でながら儀式を行い、神様を舞殿へお迎えします。

その後は、焚き火に当たったり夕食をとったりと休憩タイム。ここからオールナイトのお祭りが始まるので、しっかり英気を養います。村の方は温かく歓迎してくださり、日本酒の振る舞いをいただきながら神楽が始まるまで談笑をしました。

19:00、神事から神楽が本格的にスタート。各演目ごとに神楽が舞われます。刀を使ったもの、鈴を使ったものなど様々な舞いが神様に捧げられます。1演目が30分くらいあり、節目で舞台転換が行われ、同時に観客たちは談笑と振る舞い(料理)をいただきます。まずは手作りのお蕎麦と漬物をいただきました。柚子が効いた優しい味のお蕎麦で、日本酒と食べると体も心も温まります。酔いも回ってきて恒例の野次やせり唄が飛び交い、賑やかな神楽が進行していきます。

神楽というと静かな空間で行われるイメージがありましたが、椎葉神楽はワイワイとお酒を飲みながら談笑し、鑑賞する不思議な空間でした。ちなみに神社の外では屋台もあり、お酒やおつまみも購入することができ、食べ物と飲み物には困りません。

気づけば日付が変わり0時過ぎ、神楽も終盤へ。どんどん激しい舞いになり、お客さんに榊の葉を引っ張ってもらったり、太鼓を叩いてもらったりと深夜とは思えない盛り上がりに!深夜3:00、大歓声の元オールナイト神楽は終了しました。再び振る舞いをいただき、忘れていた眠気がやってきました。

村の人たちは片付けは明日に回し、順々に家に帰路に向かっていきました。ツアー参加者は仮眠所の集会センターへ移動し疲れた体を休めます。

朝、スープとパンを食べ、再び神社へ向かいます。神社では飾り付けなどの片付けが行われており、村民の方々と一緒に談笑しながらお片付けをします。普段観光客が片付けをすることはないと思いますが、あえて片付けを一緒にすることで交流を深めました。このツアーの目的は参加者と村民の双方との交流を深めることが肝だったので、貴重な体験をすることができました。神社の片付けが終わったら博物館へ戻り、ツアーは解散しました。オールナイトの疲労の顔が見えながらも、とても満足した表情で帰っていきました。

NFT制作チームはこの裏で3Dスキャン作業を行いました。舞い手、太鼓の方に衣装を纏ってもらい撮影を行いました。昨晩オールナイトで舞っていたのにこのために朝から協力していただき、村民の皆様には頭が上がりません。この時の撮影データがNFTとして販売される予定です。

ちなみに片付け終了後、村では村民たちによる焼肉パーティーが行われていました。NFT制作チームも仲間に入れていただき、猪の肉や馬肉、ホルモン、特産の椎茸などをいただきました。村の人とも歓談をし、美味しいご飯に舌鼓をうち、楽しいひと時を過ごすことができました。

神楽ツアーが開催されるまでは村民も準備をする側も参加者もどのようなツアーになるか予想ができませんでした。しかし、このプロジェクトの進行を通じて段々と村民も何か楽しそうなことをしている雰囲気を汲み取っていただき、新たな交流が誕生したのではないかと感じました。文化や交流を通じて新しいコミュニティが生まれ進展することが体感できた貴重な体験でした。

NFTのプロジェクトとは関係なく「また来年もおいでよ!」と言っていただき、村民の皆様の温かい心遣いをいただき、帰路につきました。

今後デジタル村民として世界中の人々と村を繋げることができるきっかけの一歩を踏み出したような気がします。

「椎葉神楽NFT」で、あなたも村の一員に

先の神楽ツアーで多くの皆様に感じていただいたように、椎葉の魅力は、単なる景色や伝統だけではありません。そこには、あいまいさを許容し、当事者の熱意を何よりも大切にする、おおらかで力強い「村」の営みが息づいています。この度、私たちはその熱量をNFTという形に落とし込み、椎葉の「デジタル村民票」として皆様にお届けします。

NFTのモチーフは、無形民俗文化財「椎葉神楽」

今回のNFTのモチーフは、先の記事でも紹介した、国の重要無形民俗文化財「椎葉神楽」です。私たちは、「無形」の魅力をいかに「有形」のデジタルアートにするかという挑戦に取り組みました。実際の舞を音も含めてスキャンし、生の身体からジェネレイトする、動きのある「ジェネラティブアート」を制作しています。

デジタル村民は「当事者」であることの証

このNFTは、単なるアート作品ではありません。それは、あなたと椎葉との間に「顔が見える関係性」を築くための、当事者であることの証となります。

この椎葉神楽NFTを持つということは、単なるファンとしてではなく、村の未来を共に考え、時には意見を出し合うLocal DAOのメンバーとなること。そして、NFTを土台に、物理的な「村」とデジタルな「村」を行き来できるパスポートを持つということです。

このNFTを所有することで、あなたは椎葉の「デジタル村民」として、この秘境が持つ「生きる力」の継承に主体的に関わることができます。

【販売情報】詳細はこちら

販売開始時期:2026年1月予定
名称:椎葉神楽NFT
モチーフ:椎葉神楽をモチーフとしたジェネラティブアート
販売方法:公式ウェブサイト(https://shiiba.nishikigoinft.com/
価格:後日発表

椎葉は、長い間、自然と共に生きる知恵と、人間同士の温かい「顔が見えるつながり」を守り続けてきました。それは、私たちが現代社会で渇望している、豊かさの本質そのものです。

この椎葉神楽NFTは、秘境の「生きる力」を未来へ受け継ぐ道のりを、共に歩むための印となります。

販売に関する詳細な日時や方法については、公式Xアカウントにて随時発表していきますので、フォローをお待ちしています。ぜひフォローをお願いします!

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