名古屋駅(地元民は「名駅(めいえき)」と呼ぶ)の待ち合わせ場所として定番なのが、「金時計」。「銀時計」とともに、名古屋駅を代表する待ち合わせ場所です。金時計は中央コンコースの桜通口側にあり、土日にはたくさんの人が集まっています。しかし、「人が多すぎて結局見つけられず、待ち合わせにならない!」というのも“あるある”です。
そこで、名古屋駅構内〜周辺の待ち合わせ場所をエリア&難易度別に整理してみました。名古屋在住のローカルライター目線で、定番から穴場までご紹介します。次回待ち合わせをする際の参考にしてみてください!
目次
桜通口エリア(金時計周辺)の待ち合わせ場所
まずは定番の「金時計」集合 <難易度:★★★>
JR名古屋駅中央コンコースの桜通口付近にある「金の時計」。JRセントラルタワーズの完成3周年を記念して、2002年に建てられました。地元民には「金時計」と呼ばれ、待ち合わせの定番スポットとなっています。金色で背が高く、遠くから見てもわかりやすい目印です。JRだけでなく地下鉄からも近く、近鉄や名鉄から歩いてもさほど距離はないため、どの路線を使ってきても便利。
しかし、土日には人が多く、待ち合わせ相手を探すのに苦労することもあります(写真は平日の様子)。地元民なら「金時計着いたよ〜」「どこ?見えない!」と電話した経験が幾度もあるはず。
ジェイアール名古屋タカシマヤの壁沿い <難易度:★★☆>
金時計の両サイドには「ジェイアール名古屋タカシマヤ」の入り口があり、ガラス張りの壁面沿いに立っている人たちがたくさんいます。金時計集合で約束をしていても、いざ到着したら人が多すぎてこちらに避難してしまうのも地元民のあるある。金時計の真下よりは待ち合わせ相手を見つけやすそうです。
「金時計」のエスカレーター横 <難易度:★★☆>
金時計の目の前には、「JRゲートタワー」や「JRセントラルタワーズ」へと向かうエスカレーターがあります。金時計の真下が混雑していると、ここで待ち合わせをする人の姿も多数。エスカレーターの横とはいっても、金時計から見て「右?左?」などと迷う可能性があるので、具体的に伝えるとわかりやすそうです。
エスカレーターの裏 <難易度:★☆☆>
さらに、エスカレーターの裏に回ると人が少なく、待ち合わせ相手を見つけやすくなります。ただ、地元民ではなく県外から来た人との待ち合わせには、この場所は少しわかりにくいかもしれません。
エスカレーターの上 <難易度:★☆☆>
金時計周りでの待ち合わせの中で特に穴場だと思われるのが、エスカレーターの上。目的地によっては遠回りをすることになりますが、「JRゲートタワー」や「JRセントラルタワーズ」方面に向かう場合には適しているでしょう。
意外な穴場!「名古屋市観光案内所」前 <難易度:★☆☆>
地元民が意外と見落としている待ち合わせ場所が、「名古屋市観光案内所」の前です。桜通口(金時計)から太閤通口方面へ少し歩いたところに、観光案内所があります。中央コンコースの柱と柱の間にあるため人通りが少なく、待ち合わせ相手をすぐに発見できるはず。駅構内にも「名古屋市観光案内所」の案内看板があるため、案内に沿って行けば辿り着けます。観光で名古屋に訪れる場合には、待っている間にここでパンフレットを入手できるのも便利です。
太閤通口エリア(銀時計周辺)の待ち合わせ場所
こちらも定番の「銀時計」 <難易度:★★☆>
金時計と同じく待ち合わせの定番とされているのが「銀の時計」。新幹線の改札を出てすぐ、新幹線北口と新幹線南口の間にあります。太閤通口も目の前にあり、名古屋駅の西側に出かけるときには都合がよい場所。金時計に比べて混雑しないため、待ち合わせの難易度はやや低めです。
銀時計の後ろのモニター <難易度:★☆☆>
銀時計のすぐ後ろには、巨大な壁面モニターがあります。銀時計の真下に人が多い場合は、こちらで待ち合わせをするのもおすすめです。
新幹線北口・南口 <難易度:★☆☆>
遠方から新幹線で訪れる人との集合に「銀時計」が通じない場合は、「改札前での待ち合わせ」と伝えればすぐに会えるはず。北口と南口は近距離にあるため、仮に出る改札を間違えてもさほど問題はありません。
座れる待ち合わせ場所「ゆりの噴水」 <難易度:★☆☆>
太閤通口から出てすぐの駅前にある「ゆりの噴水(噴水広場)」。水に囲まれた花びら型のオブジェが印象的です。JRハイウェイバスの裏手にあり、高速バス・夜行バスの発着場所の近くに立地しています。屋外にあるので雨天時や真夏・真冬の待ち合わせにはあまり向きません。しかし、気候によっては座って待てるので便利です。ただ、高速バス・夜行バス乗車の受付場所として利用されることもあり、その際には多少混雑している場合もあるでしょう。
安定の「ビックカメラ」前 <難易度:★☆☆>
太閤通口で目印になる建物といえば「ビックカメラ」。地元民が太閤通口の位置を説明するときにも、「ビックカメラ側の出口」と伝えることがしばしばあります。名古屋駅西側の飲食店街に近いため、ここで待ち合わせをしてお店に入るという流れがスムーズです。
桜通口北エリアの待ち合わせ場所
JRゲートタワーの「時計広場」 <難易度:★★☆>
金時計・銀時計に次ぐ“第3の時計スポット”が、ゲートタワーの「時計広場」です。約2万個のスワロフスキーが散りばめられているという、ガラス製の時計が目印。JRゲートタワー2階の歩行者通路北側に位置し、すぐ隣には「タカシマヤゲートタワーモール」へと続くエスカレーターがあります。初めて訪れる人は少し迷うかもしれませんが、地元民にはわかりやすい場所。穴場の待ち合わせスポットとしておすすめです。
KITTE名古屋の「GOLD FISH」 <難易度:★☆☆>
「KITTE名古屋」の1階アトリウムにある、金のシャチホコをモチーフにしたアート作品。ベンチのように座れるデザインになっており、待ち合わせにぴったりです。名古屋駅構内からKITTE名古屋へ行くには、JR名古屋駅からタワーズテラス・歩行者通路を通ります。もしくは、桜通口を出て地上からアクセスしましょう。名鉄・近鉄・地下鉄の地下通路からも直結しています。
桜通口南エリアの待ち合わせ場所
名古屋駅のシンボル「ナナちゃん人形」 <難易度:★☆☆>
名鉄百貨店前にある巨大マネキン「ナナちゃん」。1973年(昭和48 年)に名鉄百貨店セブン館(ヤング館に呼称変更後、2006年に閉館)の1周年記念として設置されました。身長は6m10cmで、とにかく目立ちます。ナナちゃん人形は、名鉄・近鉄から近い待ち合わせ場所としておすすめ。季節やイベントごとに衣装が変わるので、「今どんな衣装だろう?」と毎回変化を楽しめます。
その他、名古屋駅での待ち合わせ場所
ほかにも穴場の待ち合わせスポットを挙げればいろいろとありますが、今回はなるべく誰でも「あぁ、あそこね!」と認識できる場所をピックアップしました。駅構内に詳しい地元民同士なら、ドラッグストアやカフェなど特定のお店で待ち合わせするのも手です。今まで名古屋駅での待ち合わせは金時計か銀時計だった!という人も、少し場所をずらしてみるとスムーズに集合できるかもしれません。次回の待ち合わせにお試しあれ。
文/齊藤美幸
■ライタープロフィール
齊藤 美幸|まちと文化が好きなライター。広告制作会社での勤務を経て、2020年からフリーランスとしてソトコトオンライン他で執筆中。地元・名古屋を中心に、都市の風景や歴史、地域をつくる人の物語などを伝えている。
齊藤 美幸|まちと文化が好きなライター。広告制作会社での勤務を経て、2020年からフリーランスとしてソトコトオンライン他で執筆中。地元・名古屋を中心に、都市の風景や歴史、地域をつくる人の物語などを伝えている。