SUBARUから新型「クロストレック」がデビューしました。街乗りからローカル、アウトドアまで、どこへでも快適に行けるクルマです。千葉県鴨川市にある『SUBARU里山スタジオ』で行われたお披露目に行ってみました!
「お出かけ」がトレンドに! いつでも、どこへでも、を実現するクルマ。
「いろいろなところ」へ行くため、クルマにも「愉しさ」と「安心」を。
一例を挙げればフロントシートの構造。大学医学部との共同開発で人体構造にまで踏み込んだアプローチをしています。体の軸となる骨盤内の仙骨をしっかり支え、乗り心地を不快に感じる原因の一つである頭の揺れを抑えるシート構造になっています。ステアリング操作に伴うロールや、路面のうねりで体が揺さぶられるようなときにも、医学的知見に基づいたシート構造で体と頭がしっかり支えられることで、長距離のドライブでも疲れにくくなっているのです。
ステレオカメラに超広角の単眼カメラが加わり、視野角は従来の約2倍の128度。運転時の死角が大幅に減少し、見通しの悪い交差点などでのクルマや歩行者、自転車との衝突回避を安全にサポートしてくれます。またカメラだけでなく、前後左右に搭載された4つのレーダーとの組み合わせで360度のセンシングが実現されています。
「ほかにも車内の騒音を抑えるとか、運転していてもふらつかないなど、さまざまな技術を搭載しています。ただ、そんな技術的なことに注目していただく必要はなく、『長時間運転していたけど、意外にあっという間だったな』とか、『ほかのクルマと比べて、このクルマは(走行中の)ザワザワした音がしないな』などと感じていただきたいのです」と毛塚さん。運転する「愉しさ」をシンプルに感じてもらいたいと言います。
外洋をイメージしたカラーも登場。
引き締まっていて、活動的。スピード感や遊び心もあって、内装などは多少汚れてもいいようにアウトドア向きの生地素材を使うなどの工夫をしているそうです。「高級感を出すためには、内装は黒にするのが定番なのですが、クロストレックはグレー色を入れて少し明るめにしています」と井上さん。
ボディカラーにもこだわりがあります。「今回、『オフショアブルー・メタリック』と『オアシスブルー』というカラーをラインナップに入れました。まずオフショアブルー・メタリックのオフショアとは外洋のこと。クルマ+アウトドアというと山のイメージが強いのですが、クロストレックで海にも出かけていただきたいという思いがあります。そしてオアシスブルーは砂漠の泉です。この青は、山の緑にも合います。街の中でも元気があって、目を惹く色になると思います」と、その意図を教えてくれました。
地域とのつながりを大切にするSUBARUの姿勢。
里山スタジオは、閉鎖されていた県営キャンプ場をSUBARUが借り受け、今回のような取材・撮影や試乗ができるようにした場所です。敷地内には神社の祠もあり、夏前には地元の方による雨乞いの祭礼が行われるそうです。その準備の草刈りにはSUBARUの社員も参加し、祭礼にも出席するのだとか。また、SUBARUが里山スタジオとして定期的に山の手入れをすることで、ふもとへの獣害が減っているそうです。
そして、今回のような人が集まるときは、地域の方に飲食の用意をお願いしています。今回は地元の郷土料理である「太巻き祭り寿司」と豚汁が用意されていて、おいしくいただきました。地元の方との交流もできました。そういう人とのつながりを大切にする姿勢は、その会社のクルマづくりにも表れるものだと感じます。
クロストレックは頼れる“相棒”に!
見ているだけでワクワクするクルマのデザイン、運転時の安心安全をサポートしてくれる新世代アイサイト、ロングドライブをしていても疲れにくく、ストレスを感じないシートなどがアウトドアアクティビティへ誘ってくれます。ロングドライブの先にある新世界へ、クロストレックと一緒に行きたくなります。
時代がちょっと変わり、人々の移動も活発になって、都心やローカルそれぞれで新しいライフスタイルが生まれてきそうな今年、クロストレックは多くの人の頼れる“相棒”になっていくことでしょう!