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「鮴」休む魚でなんと読む?春告魚として知られる鮴の読み方や由来などを紹介

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目次

【魚漢字クイズ】「鮴」の読み方は?

黒板にはてなマーク

黒板にはてなマーク

提供:写真AC
漢字で魚へんに休むと書いてなんと読む?

春を告げる魚(春告魚)としても知られています。

目が大きいあの魚ですよ!

答え:メバル

メバル

メバル

提供:写真AC
答えは「メバル」でした!

鮴はアカメバル・クロメバル・シロメバルの総称で大きな目が特徴。春を告げる魚(春告魚)としても知られ、早春に行う海釣りの代表的な魚です。旬は3月後半~5月頃で、タケノコが出る季節においしい魚ともいわれています。

鮴(メバル)の由来

水族館・金メバル

水族館・金メバル

提供:写真AC
「鮴」という漢字は、メバルが海藻の茂っている場所や岩の間などでじっとして遠くに移動しない「休む魚」にみえることに由来しているようです。

「メバル」という読み方は、目が大きく見張っているようにみえる「眼張」や「目張」に由来するといわれています。

鮴の生態

海中のメバル

海中のメバル

提供:写真AC
全長は20cm前後の個体が多くみられ、30cmを超えるケースもあります。北海道南部から九州にかけて沿岸・特に海藻の茂っている岩礁域に​​生息。鮴はアカメバル・クロメバル・シロメバルに分類でき、それぞれの生息域はやや異なります。

鮴は海底ではなく、群れをなして岩礁域を泳ぐ魚です。岩場に沿って、立ち泳ぎすることもあります。また、鮴は貝類・多毛類・小型の甲殻類・小魚などを捕らえる肉食です。

青森県の鮴「津軽海峡メバル」

ウスメバル

ウスメバル

提供:写真AC
青森県は、鮴の出荷量が全国1位です。青森県では、一般的にオレンジ色が美しい「ウス鮴」(ウスメバル)が鮴として知られています。脂の乗った春から、初夏にかけて漁獲されています。

特に青森県中泊町で獲れる鮴の漁獲量は、青森県内の半分以上を占めるようです。この中泊町で獲れた鮴は「津軽海峡メバル」と呼ばれ、平成30年2月に地域団体商標に登録されました。

また、青森県の竜飛岬で養殖された「龍飛崎金メバル」も親しまれています。日本初の「養殖ウスメバル」です。天然ウスメバルとは異なり、生きたまま水揚げされるので鮮度が高くなっています。その名のとおり、黄金色のボディが美しい魚です。

鮴のおいしい食べ方

メバルの煮付け

メバルの煮付け

提供:写真AC
鮴は、淡白であっさりとした味わいが魅力です。煮付け・味噌汁・塩焼き・刺身など、幅広い食べ方で親しまれています。

中でも、煮付けとして味わうのが定番です。鮴の下処理を行ってから、切り込みを入れ醤油やみりんなどを使い煮立てます。捌いて刺身として楽しむのもおすすめです。

まとめ

今回は、鮴の読み方や由来などについてご紹介しました。青森県中泊町では、津軽海峡メバルを使用した「中泊メバルの刺身と煮付け膳」(中泊メバル膳)という鮴を1尾まるごと使用したご当地グルメが食べられるそうですよ。近くに訪れた際、中泊メバル膳を楽しめるお店に立ち寄ってみてはいかがでしょうか。

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