徳島県西部の急傾斜地域は古くから「そらの郷」と呼ばれ、四国山地の中でも非常に険しい山岳地帯です。中でも今回の舞台となる国見山の登山道は、国内のスカイレース会場としては3本指に入るほどの急勾配と言われており、わずか4.7kmの距離で約1,200mの標高を獲得するという、世界で開催されているスカイレースのコースに匹敵する地形です。​今回はこの「国見山古道」をメインルートとして、国見山山頂を周回して戻るスカイレースです。大自然の中を駆け抜ける爽快感、そして山頂からの眺望を楽しむだけでなく、急峻な地形を体感し、このような地形になっている理由なども学ぶ「ジオ」の要素も合わせたスポーツイベントです。

急峻な山岳（超高層ビル等の人工物も含む）を空に向かって駆け登り、速さを競うアウトドアスポーツで、国際スカイランニング連盟（ISF）を中心に競技ルールが定められています。林道や登山道など未舗装路を水平方向へ移動するトレイルランニングとは異なり、スカイランニングでは垂直距離や標高差が重要な要素となります。日本スカイランニング協会（JSA）は2013年に設立され、現在20以上の公認レースを日本各地で開催、参加者は10000人を数えます。日本選手権ではSKY・ULTRA・VERTICAL・SPEED・SKYSNOWの5種目が実施されており、その一つであるスカイレースは距離20Km以上、累積標高差1300m以上の山岳レースを指します。

国見山は吉野川と祖谷川に挟まれ、三好市の中でも非常に急峻な地形をしている山の一つです。本レースでは、山麓の大歩危駅（標高200ｍ）から国見山山頂（1,409ｍ）の国見山古道を使用した12.8㎞の周回コースを、制限時間の約4時間以内に完走します。山頂ではほぼ360度の美しいパノラマを一望できます。コース中には国見山の険しい地形やその上に生息する特徴ある生き物たち、そして自然環境に寄り添いながら暮らしてきた人々の生活文化を随所に感じられるポイントも数多くあります。
また、本レースは日本スカイランニング協会公認の「スカイランニング地域シリーズ（四国シリーズ）」と、中四国選手権（スカイ部門）です。

〇イベント名称：大歩危国見山スカイレース2021（第1回）
〇主　催：四国スカイランニング協会
〇開催：2021年11月28日（日）
〇開催場所：徳島県三好市 国見山
〇競技種目：スカイランニングレース（ショートスカイレース）
　距離：12.8㎞／標高差：1,209m（累積1,436m）
〇参加費：7,500円（保険、炊出、参加賞含む）＊四国スカイランニング協会会員と三好市在住の方は-500円
〇定員：約150名
〇参加資格：18歳以上の男女。山での走行経験があり、完走できる自信がある人
〇表彰：各クラスの1～10位（副賞は1位～3位）
40歳以上の年代別表彰（10歳毎）
中四国選手権として男女各1位～3位（中四国在住者。優勝者は翌年のJSAの強化指定選手として選抜＆四国シリーズ戦全戦への招待等の得点）
四国シリーズ戦男女別1位（上位入賞者は四国スカイランニング協会規定のランキングポイントを付与）
〇エントリー受付URL（2021年11月15日締切※定員になり次第締切）
https://www.outdoor-sports.info/kunimiyama-skyrunning

詳しくは「まるごと三好観光ポータルメディア」をご覧ください。
https://miyoshi-city.jp/2021/11/10853/

大歩危国見山スカイレース2021　公式サイト
https://www.outdoor-sports.info/kunimiyama-skyrunning