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紫外線が気になる季節、コンタクトレンズはどう選ぶ?空ケースをごみにしない方法も

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紫外線が強くなる季節が到来、肌だけでなく目のケアについても気になりますよね。例えばコンタクトレンズ、夏に向けた正しい選び方や使い方などはあるのでしょうか?コンタクトレンズ専門店のアイシティに教えてもらいました。

目次

UVカットや調光機能付きレンズなど

今回、取材に対応してくれたのは 、アイシティを運営するHOYA株式会社 アイケアカンパニーの川田 沙央里さん。コンタクトレンズを毎日付けている人であれば、帽子やサングラスよりも手軽な紫外線対策になりそうですが、気をつけるべきことはあるのでしょうか?
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HOYA株式会社 アイケアカンパニー 広報担当 川田 沙央里さん。
川田さん:「5月くらいから紫外線が気になるというお客様が増えてきます。おすすめしているのはUVカット機能付きのレンズや、紫外線で色が変わる調光機能付きのレンズです」。

すでに一般的なUVカット機能付きコンタクトレンズ。筆者も愛用していますが、UVAやUVBなど波長ごとに紫外線カット率が明記されていたり、90%以上の製品もありますよね。また、サングラスのように調光機能付きのレンズもあり、周囲の光に合わせてレンズの色が変化。目に入る光の量をレンズが自動で調節してくれます。
ただコンタクトレンズのみで紫外線対策を万全にするのは難しく、帽子や日傘、サングラスの代わりにはならないため併用するのが安全とのことです。

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川田さん:「夏はエアコンによる乾燥に悩まされているという方も。その場合、感じ方には個人差がありますが、乾燥に強いとされているシリコーンハイドロゲル素材のレンズや潤い成分入りのレンズなどをおすすめしています」。

公私ともにPCやスマホの画面を眺める時間が増え、ただでさえ目を酷使しがちな現代の生活。紫外線だけでなく乾燥にも気をつけて、健やかな目を保ちたいですね。

実はリサイクルに向いている空ケース

使い捨てコンタクトレンズを愛用していると、必ず出てしまうのが空ケースというプラスチックごみ。1Dayタイプを毎日使えば月に60個以上にもなり、心苦しく思う人は多いのではないでしょうか。
実は空ケース、ほぼ全ての商品がリサイクルに向いているポリプロピレンで作られていて、アイシティでは再資源化に取り組んでいます。

川田さん:「2010年より、”アイシティ ecoプロジェクト”として空ケースを回収してリサイクル工場へ送っています。リサイクル業者に買い取っていただいた収益は全額を日本アイバンク協会に寄付するという活動です。プロジェクト開始当初は店頭だけでしたが、現在は自治体や学校、企業など様々な団体が参加されています」。

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ごみとして燃やさずにリサイクルしてCO2排出量を削減。
リサイクルに参加するのは、とても簡単。空ケースのアルミシールを剥がして、アイシティの店頭などに設置されている回収ボックスに入れるだけ。どのメーカーでもどこで買っていても、リサイクルしてくれます。
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アルミシールは混ざらないように完全に剥がす。

これまでに約1293トンの二酸化炭素を削減

「アイシティ ecoプロジェクト」の回収ボックスは店頭だけでなく、全国の学校や図書館、区役所などにも置かれています。プロジェクトが始まって10年以上が経ち、参加する企業や団体は増え続けて2245拠点にも。空ケースの回収によって削減された二酸化炭素は約1293トンにもなっています(2022年4月)。
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東京ドームにすると77.4個分の二酸化炭素が減らせたそうですが、「それでもまだ空ケースのリサイクル比率は全体の1%程度。ぜひ気軽に参加してほしい」と川田さん。

もうすぐ夏休み、”コンタクトレンズデビュー”のために店舗を訪れる子供たちも多いのだそう。コンタクトレンズの使い方だけでなく、捨て方も教えてもらえるのは有り難いですね。

▼アイシティ ecoプロジェクト
https://www.eyecity.jp/eco/

文/時津 木春

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