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「ロフト グリーンプロジェクト」に注目。雑貨のチカラを生かして豊かな暮らしを!

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“雑貨のチカラで、暮らしと地球をしあわせに。”を掲げて2021年秋から始まった「ロフト グリーンプロジェクト」。その取り組みの内容や扱う商品について伺いました。

目次

私にも地球にもやさしい暮らしの第一歩を、雑貨から。

生活雑貨の専門店の『ロフト』が、SDGs社会に向けて小売業として「できる事から始めよう」を合言葉に「ロフト グリーンプロジェクト」を推進している。「以前から、脱プラスチックのために店舗で化粧品容器の回収や環境に配慮した商品の取り扱いなどをしていますが、2021年から継続的なプロジェクトとして本格的に取り組んでいます」と、同社営業企画部の片山志乃さんは説明する。

「ロフト グリーンプロジェクト」を担当する、『ロフト』営業企画部の片山志乃さん。

「サステナブルビューティー&ライフ」はこの取り組みの一つで、各店舗にて年に2回開催している。6つのカテゴリー、「リサイクル」「マテリアル」「ウェルネス」「セービング」「メンテナンス」「アップサイクル」の視点で、美や健康、環境への配慮が共存した商品を展開するという内容だ。例えば、「マテリアル」(物質・原料の意味)の場合、自然・生態系・社会の調和がとれた持続可能な原料調達に取り組む商品を選んでいるという。

また、このプロジェクトでは、化粧品容器のほか洋服などの繊維やペンの回収も行う。「私たちはメーカーではないので、扱う商品のすべてを環境に配慮した素材でつくられたものにすることは難しい状況にあります。お客様が来店される際に再生可能な素材を持ち込んでいただき、それを回収することで協力できるのでは、という思いからスタートしました」と片山さんは話す。そして、この繊維回収をきっかけに、「トートバッグ」と「スタッフバッグ」が誕生した。
「プロジェクトの大前提には、『雑貨の力でお客様にウェルビーイングをもたらす』ことがあります。自然環境に対するアクションについては、明確な答えがなかなか見つかりませんが、できることから始めて続けていきたいです」と、片山さん。お客様とともにできることから一つずつ──。この積み重ねが、未来を変えていく。

サステナブルビューティー&ライフ
2024年1月13日(土)から2月25日(日)まで、全国の『ロフト』及び『ロフトネットストア』にて開催。※ページ下記載の『KNT365』及び『バリューブックス』の商品は、『銀座ロフト』にて取り扱っている。

対象ブランドの使用済みのコスメ容器を回収するボックスは、全国の『ロフト』に設置。

【KNT365(ケイエヌティサンロクゴ)】
ペットボトル2本分の糸がバッグに!

重さ94gの「Knitty」(30×34センチ)は、500ミリリットルのペットボトル2本分の再生糸を使用。4950円。

折りたたんだ状態からさっと広げて、たくさんものを入れても体にフィットして持ちやすい「Knitty」。何度洗濯しても丈夫で長持ちするバッグだ。これは、企画から生産、販売に至るまでのすべての工程を自社で行うDtoCブランド『KNT365』が手がけている。「バッグを中心に地球、人、動物にとっていいことだらけの365日使える作品をつくっています」と、同社の木原菜々子さん。3Dニッティングマシンで、再生ポリエステル糸を使って編み出しているため、断裁、縫製のプロセスを少なくすることができ、その結果、廃棄される原材料も少なくて済むという。

写真左から「Knitty」、「Mam」(42×43センチ、6600円)、「Me-Knitty」(18×12センチ、3960円)、「Co-Knitty」(20×20センチ、4840円)。カラフルで気持ちも明るくなるデザイン。3Dニッティングマシンで小ロットでの生産が可能だから、バリエーションも豊富!

また、編み上げに必要な工程をシンプルにすることで、手描きのイラストをデザインに採用することも可能に。「将来若者がブランドを立ち上げるきっかけになれば」と木原さん。未来にワクワクする環境づくりも行っている。

木原菜々子さん。『KNT365』でWebサイト、SNSの運営・デザインを担当。意味あるものづくりがしたいと同社に入社。

【バリューブックス】
本への思いが、ふと浮かび上がる。

文字の“かけら”と廃インクのグラデーションで、一冊一冊が異なる。880円。「漫画だったノート」(1100円)、「雑誌だったノート」(1540円)も。

古本の買い取り・販売を行う『バリューブックス』には、一日に約2万冊の本が全国から届くものの、その半分が値段がつかず古紙回収業者に引き渡していたという。「本は単なる印刷物ではなく、さまざまな人の思いが詰まっているもの。できる限り有効活用したいという思いがありました」と、同社の神谷周作さんは話す。そして誕生したのが、この文庫本のような装丁の「本だったノート」だ。

神谷周作さん。『バリューブックス』で出版事業、新規事業、広告運営などを担当。文化性と社会性を発信する。

文庫本の古本から作られた再生紙を束ねたノートには、ところどころに文字が刻まれ、かつて文庫本だった証しが残されている。カバーには印刷所で廃棄されていたインクを活用してグラデーション印刷を施し、色調整のためのテスト印刷もやめて無駄な用紙を出さない工夫も。クリエイティブとサスティナブルが至るところに共存しているこのノートを手に取ると、本との向き合い方が変わりそうだ。

1. 古紙になるはずだった文庫本の山。これらがノートに生まれ変わる。
2. 製紙工場で、古紙と水を混ぜて細かく砕き、ドロドロの状態に。
3. 液体状の原料を濾して紙の状態に。ロール状の紙を乾燥させる。
4. 印刷会社で紙を裁断、印刷。製本所で製本、断裁して完成。

photographs by Takeshi Konishi & THE LOFT CO., LTD. text by Mari Kubota

記事は雑誌ソトコト2024年2月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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