環境への気配りだけでなく、止まらぬ物価上昇に節約術としても持ち歩きたいのがマイボトル。無料で使える給水スポットも増え、すぐに飲み物が足りなくなる暑い夏もマイボトルがあれば安心です。
2004年にカリフォルニアで生まれたクリーンカンティーン(Klean Kanteen)は、環境や体への配慮を謳ったステンレスボトルの先駆けとなったメーカー。健康への影響が心配なBPA(ビスフェノールA)を使わず、ステンレスやシリコンといった安全な素材のみで作られているうえ、何十年と繰り返し使える頑強さでも支持されています。
一生モノのマイボトルが欲しいという人にピッタリですが、ラインナップが豊富なので、さぁ選ぼうとなると迷いますよねーー。そこで広報を務める株式会社エイアンドエフの赤木夕子さんに、普段使いに向く定番ボトルについて教えてもらいました。
目次
いつでも冷んやり。保温&携帯性で選ぶなら
赤木さん:「今年の夏も暑くなりそうですね。そうなるとやはり保温性、真空二層構造を採用した”インスレート”タイプがおすすめ。冷たい飲み物であれば7℃以下を最長6時間、温かい飲み物でも72℃以上を最長6時間キープします。さらに携帯性を重視したこの”クラシックインスレートナロー”は、リュックのサイドポケットなどに収まりやすい直径約7cmの細身なフォルムが人気です。」
赤木さん:「写真の他にもピンクやネイビーなど8色が揃う、カラフルさも魅力。環境にも人体にも無害なクリーンコートという耐久性を高める独自の塗装技術で仕上げています。マイボトルが壊れやすくては環境への負荷を減らせないとの考えから開発されており、従来の4倍の強度を実現しています」
タンブラーにもなるボトル、その秘密は?
赤木さん:「さらに保温保冷機能を高めつつ、大きな飲み口でタンブラーのようにも使えるのが”インスレートTKワイド”です。広口だと氷も入れやすいですし、冬はスープジャー代わりにも。付属のキャップはつまみを回せばそのまま飲める仕様になっています。こちらも7色とカラーバリエーションも豊富です」
赤木さん:「通常のボトルはキャップを閉めるための溝が外側に付いていますよね。TKと名のつく最新モデルでは内側に設けることで密閉性を増し、保温性能を高めています。しかも溝ではなく突起にすることで汚れも溜めにくく、よりお手入れを楽にしています」
付け替えキャップも充実で、さまざまに活躍
赤木さん:「オフィスやジムなどでは、キャップの開け閉めが面倒でストローのような飲み口が楽ですよね。クリーンカンティーンは別売りのキャップも数多く用意されていて、用途に合わせてカスタムすることが可能です」
ボトルによってキャップの種類は異なるそうですが、飲み口やストローが付いたキャップと替えることで、片手で飲めるようにできるというから便利ですよね。
ボトルによってキャップの種類は異なるそうですが、飲み口やストローが付いたキャップと替えることで、片手で飲めるようにできるというから便利ですよね。
プラスチックによる環境や健康への問題を解決するために創業、高品質なリユースボトルを開発してきたクリーンカンティーン。2012年には環境や社会に配慮した事業活動を行う企業に与えられる、アメリカの民間認証「Bコーポレーション」も取得しています。
ペットボトルを使い捨てないだけでなく、マイボトルを長く大切にするのもエコ、ぜひ慎重に選びたいですね。
ペットボトルを使い捨てないだけでなく、マイボトルを長く大切にするのもエコ、ぜひ慎重に選びたいですね。
▼クリーンカンティーン公式サイト
https://www.kleankanteen.jp/
文/時津 木春