廃棄される茶の茎をアップサイクル。日本の夏においしい、涼やかなクラフトビールに

特集 | 2022年8月の特集:暑い夏、家族で楽しく、日本の「クラフトビール」 | 1 廃棄される茶の茎をアップサイクル。日本の夏においしい、涼やかなクラフトビールに

2022.08.03

ホップの心地よい苦みとうまみの後から、棒ほうじ茶の芳ばしい香りが追いかけてくるーー。「豊田AMBER」は廃棄されてきた茶の茎をアップサイクルしたクラフトビール、その爽やかさは日本の蒸し暑い夏にぴったり。

アサヒグループの傘下でサステナビリティ事業を担うアサヒユウアスが開発、7月に発売を始めた「豊田AMBER」。

これまでも食パンの耳や廃棄コーヒー豆といった廃棄食材を原料にクラフトビールを開発してきた取り組みのひとつで、第5弾として着目したのが手摘みの高級茶葉の茎。てん茶の栽培が盛んな愛知県豊田市にあるお茶農家の高香園と協力し、抹茶づくりの過程で廃棄されてきた茎を活用しています。

ビールとの相性の良さを追求

ビールと相性の良い香りになるように、茶の茎はそのままではなく独自の焙煎方法で棒ほうじ茶に加工。茶の抽出は試行錯誤の末に85℃の湯温にこだわり、深みのある香りとうまみを丁寧に引き出してから、ビールに3割ブレントしています。

ベースとなっているビールは、アサヒグループのクラフトビール醸造所「TOKYO隅田川ブルーイング」で人気のケルシュスタイル。ドイツ・ケルン地方伝統の醸造法が生んだフルーティーな香りと軽い喉ごし、すっきりとした後味が特長のビールです。

「豊田AMBER」の醸造担当者、アサヒユウアス おいしさユニットの吉川 太さん。「茶葉の茎という新たな出会いがあり、サステナブルクラフトビールの可能性をさらに広げられて嬉しい」と話す。

フードロス削減と地域産業の活性化を目指して

「豊田AMBER」が飲めるのは、アサヒビール直営のビアホールなど。筆者はお茶の水にある店でさっそく試してみましたが、とにかく後味が爽やか。ビールのうまみも喉ごしもしっかりあり、後から棒ほうじ茶の香りが鼻に抜けていくので、ホッとするようなリラックスした気分になります。

フードロス削減や地域産業の活性化を目指す、アサヒユウアスのサステナブルクラフトビール。公式サイトでは、サステナブルクラフトビールが飲まれたことによるフードロス削減量の累計も公表されています。楽しく飲んだ一杯が少しでも社会課題の解決につながってくれたら、さらに気持ちよくなれますね。

▼アサヒユウアスのサステナブルクラフトビールが飲める店はこちら
https://asahiyouus.official.ec/blog/2022/03/30/205608

文/時津 木春