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【“令和版 宿坊”が登場!】<群馬県千代田町>町政施行40周年の節目

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群馬県千代田町において、関東初のふるさと納税で宿坊体験ができる宿泊施設として、約700年続く「宝林寺」の寺院内に宿坊「TEMPLE STAY ZENSŌ」が2023年1月下旬に開業します。

目次

千代田町の現状と課題

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千代田の祭「川せがき」
本町には、幻想的な灯ろう流しや迫力満点の花火が打ち上がるお祭り”川せがき”、悠久の時を感じさせる広大な利根川、四季折々に移ろいゆく田園風景、サントリービールに代表される様々な特産品という、全国に誇れる魅力が存在します。

実際に、令和3年度の“ふるさと納税寄附額”では群馬県内で1位となり、町の一大イベントである”川せがき”も年々来訪者が増え、町に勢いがついてきています。

一方で、観光に来たくても泊まる場所がないというお声をいただいていました。

寺社仏閣活用プロジェクト

近年、千代田町内の寺社仏閣を活用し、民間団体・事業者との連携により、歴史・文化的なロケーションを活かした民間主催の事業を実施することで、町の新たな賑わいの創出及び観光振興を目指しています。

最近では、「ちよだ着物コレクション㏌赤岩山光恩寺」を開催し、写真にもあるように「十二単」や、「振り袖」、「花嫁衣裳(白無垢・色打掛)」、「花婿衣裳」、「浴衣」、「七五三」、「卒業袴」の着付けファッションショーが行われ、大勢の観客で賑わいました。

このように、千代田町では、寺社仏閣と連携しながら地域活性化を図る取り組みを進めてきた中で、今回、新たに地域に古くから存在するお寺「宝林寺」で宿坊が始まることとなりました。

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ちよだ着物コレクション「十二単」、光恩寺

千代田町唯一の宿泊施設「TEMPLE STAY ZENSŌ」​が開業​

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「TEMPLE STAY ZENSŌ」客室イメージ
約700年続く「宝林寺」の寺院内に「TEMPLE STAY ZENSŌ」を2023年1月下旬に開業します。
“現代人が余白を楽しむ”ための令和版“宿坊”(=寺泊)は1日1組、一棟貸しで提供されます。
コンセプトサイト(URL:http://zenso.horinji.or.jp/comingsoon)
TEMPLE STAY ZENSŌは都心から車で約90分、宝林寺にある離れを改装した隠れ家のような、一棟貸しの宿泊施設です。

慌ただしい日常から少し距離をおき、都市ではあじわえない静けさの中で約700年の歴史と豊かな四季を感じながら、ゆっくりと深く呼吸をする。便利さを手放した少し手の込んだ日常の生活。
心と身体、価値観を調えることができるような滞在価値を提供します。

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宝林寺本堂

1)宿泊施設の概要

1日1組限定で6名様まで(愛犬宿泊可能)

▼施設内
部屋の中には禅を感じられる様々なコンテンツも用意。離れを改装して造った施設は、元々は床張りの広縁だった場所を大胆にも抜き、土間にすることで、空間に立体感をつくりだしました。現代のライフスタイルに合わせ、必要に応じてテレワークや会議ができるスペースもあり長期滞在にも対応します。

▼庭エリア
ウッドデッキでゆったりと過ごしたり、本を読んだり。施設前の開放的な庭スペースでは焚き火やBBQもすることができます。そして、ピザ窯も設置しているため、皆で自然を楽しみながら作るプロセスを感じる体験も。

2)TEMPLE STAY ZENSŌの滞在ポイント

1、肌で感じる歴史:約700年の歴史あるお寺の隣に位置
2、食材が豊富なお寺:四季を感じながら散策、寺院内で採れる食材で調理も
3、人との繋がり:副住職(47代目を継承予定)がお出迎えしお寺の歴史から周辺情報まで
4、お寺の体験:約300年前の貴重な梵鐘を鳴らす・坐禅 等お寺ならではの体験も※希望者のみ
5、一棟貸しのプライベート空間:独立した空間など現代のライフスタイルにも対応
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3)住所

〒370-0505 群馬県邑楽郡千代田町新福寺704-7

4)お寺の歴史

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宝林寺はこの地に開かれ約700年の歴史のあるお寺です。もとは臨済宗のお寺として開創され、後に黄檗僧である潮音道海禅師が進山し、黄檗宗の北関東最初の道場となりました。この地での潮音道海禅師での評判は瞬く間に広がり、館林城にまで及び、後に幻の大寺院とされる萬徳山広済寺を創建します。

ですが、館林城廃城とともに廃寺となり、梵鐘や仏像等は同じく住職をしていた宝林寺へ移されます。その後再三に渡る火難に遭ったと伝えられ、堂宇は消失してしまいました。ですが、京都七条佛所二六代佛師康祐・康倫らの仏像や什物等は消失せずに今日に伝えられています。

そして、2022年、宝林寺に伝えられる仏像8躯が群馬県重要文化財に指定されました。
(詳細:https://horinji.or.jp/)

発起人:副住職より

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“お寺ってどういうときに足を運ぶのだろう。”ご先祖様に手を合わせ、対話をする。背中をポンっとおしてもらいに行く。そんな「きっかけ」を得に来ることが多いのではないでしょうか。お寺が古来より営んできた宿坊は、長期滞在をしてお寺の勤めを共にすることで、この「きっかけ」を与えやすくしていたのかもしれません。TEMPLE STAY ZENSŌでは、修行のイメージが残る従来の宿坊を、現代に沿う形でアップデート。内省しやすい滞在の心地よさは求めつつ、ホテルや旅館では体験できない一捻りある施設づくりを心がけました。
地域の方々がお寺の長い歴史を紡いでくれたように、今後はTEMPLE STAY ZENSŌを起点とし、お寺も地域の方々とともに歴史を紡いでいきたいと考えています。

町長のあいさつ

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この度は、本町の新福寺地区にある宝林寺におきまして、「宿坊」がオープンされますことを心よりお喜び申し上げますとともに、関係者の皆様方のこれまでのご苦労に対し、深く敬意を表する次第であります。
ご存知のとおり、「宿坊」は、僧侶や参拝者がお寺や神社へ宿泊する施設であり、歴史は平安時代まで遡ります。
宝林寺では、歴史ある仏像群や梵鐘などに想いを馳せながら、座禅や読経など、貴重な経験を通して心と身体を整えることが出来ると伺っております。
町といたしましても、新たな観光資源として、宝林寺の「宿坊」には、大きな期待を寄せております。
本町には、千代田町と埼玉県熊谷市とを結ぶ利根川上で唯一の水上県道である「赤岩渡船」や、夏の風物詩で150年超続く「川せがき」など、多くの歴史と伝統が継承されています。
是非とも、この機会に「水と緑豊かな千代田町」へお越しいただき、日頃、経験することのない特別な時間と空間を味わってほしいと思います。皆さんのお越しをお待ちしております。

群馬県千代田町について

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千代田町(ちよだまち)は、東西に細長く平坦で、群馬県東南の利根川沿いに位置する人口約11,000人の町です。
「鶴舞う形の群馬県」と称される群馬県の首の部分にあたり、東京から約60km圏内と群馬県の中では東京までの距離が最も近い地域です。
利根川では水上スポーツを楽しめる他、全国でも珍しい「道路(県道)」であるにもかかわらず船で川を渡る「赤岩渡船」が名物です。
ふるさと納税では、サントリービールなどの様々な特産品を取り扱っています。

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