東京・日本橋浜町のチョコレートショップ「nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO」と1755年創業 京都・室町の京菓子司「俵屋吉富」は、共同開発した「カカオ落雁 砂燦加」(さざんか)を、2023年1月17日(火)からジェイアール京都伊勢丹店で開催されるサロン・デュ・ショコラにて先行販売します。
目次
共同開発の背景
日本の伝統的な菓子である和菓子は、古来より中国や西洋などの外来文化の影響を受けながら発展してきた日本の食文化です。しかし多様化した現代の食環境の中で、特に若年層にとっては洋菓子の馴染みが深くなっており、家庭で和菓子が楽しまれる機会が減っています。
「カカオ落雁 砂燦加」は、世界共通の嗜好品で日本でも子どもから大人まで幅広く人気のチョコレートを、和菓子と組み合わせることで、若年層や海外の方など幅広いお客様に和菓子の魅力に触れていただきたい、との想いから開発した商品です。
俵屋吉富代表取締役副社長の石原義規さんと、京都出身でnel CRAFT CHOCOLATE TOKYOシェフ・ショコラティエの村田友希さんが専門学校の同窓生であったことから取り組みが始まりました。
名称の由来
「砂燦加」は砂糖の「砂」、カカオ(加加阿)の「加」、そしてかがやく、きらめくの意味を持つ「燦」を組み合わせた名称です。和の落雁と西のチョコレートが、京都の老舗と東京の若手ショコラティエの技と感性によって重なり合い、伝統のもとで新たな価値を追求することで、未来を明るく照らすようなお菓子の提案を目指して考案しました。
特徴
商品名:カカオ落雁 砂燦加(さざんか)
価格:2,700円(18個入・税込)
販売予定店舗 :nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO、俵屋吉富 烏丸店、オンラインショップ
nel CRAFT CHOCOLATE TOKYO シェフ・ショコラティエ 村田 友希さん
日本がこれまで外来の技術や文化を取り込んで独自に発展させてきたように、京菓子職人とショコラティエのフィルターを通して誕生した「砂燦加」。豊かな歴史と伝統を持つ京菓子とカカオが合わさることで、これまでになかった新たな価値を見出すことができました。また私の出身地でもある京都の老舗和菓子店とのコラボレーションにより実現したことは、菓子に携わる者としてこの上ない喜びです。
京菓子司「俵屋吉富」 代表取締役副社長 石原 義規さん
人と人との和を創る為の菓子、それが和菓子です。ただ食べて美味しいと終わるだけではなく菓銘や意匠、創作した背景などを話題にしながら召し上がって頂き、想い出に残る一時をお届けしたいと考えております。
今回、縁あって村田氏と共創したのは「未来が煌めいて見えるような新しいお菓子」。伝統的な和の技法と、イノベーションに溢れるショコラティエとのコラボの末、未来のスタンダードになる様なお菓子が誕生しました。ほどけるような甘い口当たりの新しいお菓子を是非お楽しみください。