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慶應義塾大学共同研究。微小な粒子状物質のマスク内への侵入を大幅に低減 「マスピタ」9月1日新発売

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幅広い商品の加工販売を手掛けるゲル素材のトップメーカーである株式会社タナック(岐阜県岐阜市、以下 タナック))は、伸縮ゲル製のマスクカバー「マスピタ」の形状を改良し、慶應義塾大学 理工学部 応用化学科 奥田 知明教授との共同研究の結果、マスクの粒子漏れ率を平均して約70%減少させることを確認したそうです。

飛沫感染対策のマスクカバーのリニューアル商品を2020年9月1日から販売開始します。

目次

「マスピタ」リニューアル開発の背景

タナックは、2020年4月13日に「マスピタ」を販売開始し、約70の病院、約20の介護施設・学校、約300の法人、及び個人向けに約32,000枚を販売しました。また、岐阜市民病院・岐阜県総合医療センター・岐阜大学医学部付属病院、松波総合病院、聖路加国際大学に計11,100枚を寄付されました。

多くの感謝の声を頂く一方で「長時間使用時に耳にストレスを感じる」という声を頂いたことから、「マスピタ」の形状変更に着手されたそうです。製品性能とユーザビリティを両立した設計にすることで、耳にかかる負荷を大幅に減少させ、顔の個人差にも対応できる形状に改良されました。

また、慶應義塾大学 理工学部の奥田 知明教授との共同研究に於いて、マスクの外周より一回り大きいサイズのカバーでマスクと顔をフィットさせることにより、マスク外側の粒子の内側への侵入を平均して約70%低減させることを確認したそうです。

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1. 粒子漏れ率について(慶應義塾大学 理工学部 奥田 知明教授より)

マスクカバーを装着せずに、マスクのみ装着した状態での「漏れ率」の算術平均値と標準偏差は71.2±21.6%(n=20)となり、マスクの上から今回開発されたマスクカバーを装着した際には30.1±13.8%(n=20)となりました。両者の差は統計的に有意であり(対応ありt検定、有意水準1%)、今回開発されたマスクカバーは、マスク外側の粒子の内側への侵入を平均して約70%低減させることが確認されました。

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「マスピタ」装着の有無による「漏れ率」の比較(箱ひげ図、エラーバー上端および下端はそれぞれ最大値と最小値、箱の上端と下端はそれぞれ75%値と25%値、中央線は中央値(50%値)をそれぞれ示す。被験者は男女計20名、各人各条件につき3回測定、ただしN95のみ1回測定)

2. ユーザビリティに基づいた耳に負担が少ない形状

長時間の装着でもストレスが少ない形状とし、「やや大きめ」サイズを追加しました。また、正しい位置に装着しやすいよう丸印の突起部がついています。

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「マスピタ」の概要

販売開始日:2020年9月1日 (予約販売は自社ECサイトにて8月27日より受付開始)

販売料金 :ふつう(サイズ)   980円(税抜)
      やや大きめ(サイズ) 1,080円(税抜)

サイズ  :ふつう(サイズ)   縦82mm×横226mm×厚み1mm
      やや大きめ(サイズ) 縦82mm×横236mm×厚み1mm

カラー  :半透明白色

販売先  :タナックホームページ 自社ECサイト
      Amazon 販売 マスピタサイト 等

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