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【発売】コーヒーの生産過程で廃棄されていたカスカラのアップサイクル商品「カスカラコーラ」

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「海ノ向こうコーヒー」は、新商品「カスカラコーラ」を2023年10月19日(木)より一般発売します。コーヒー豆の生産過程で廃棄されていた、コーヒーの果皮と果肉部分であるカスカラを使ったクラフトコーラです。
2019年に販売を開始した「カスカラコーヒーチェリーティー」、「カスカラシロップ」に次ぐアップサイクル商品の第三弾。

目次

背景

東南アジアなどでは、プランテーション農業の拡大や焼畑農業のサイクルが早くなっていることで、森林がかつてないスピードで減少しています。また、現地の人々は既存の方法で農業を行っても収入が安定せず、森とともにあった暮らしを行うことが難しくなってきています。坂ノ途中は、コーヒー事業でこれらの状況の改善に取り組んでいます。

東南アジアでコーヒーを育てている生産者

コーヒーは背の高い果樹など、日陰をつくる木(シェードツリー)の下でじっくり実が熟すことで品質が上がるため、木を切らずに木陰で作物を育てる農法(アグロフォレストリー)に適しています。坂ノ途中では、2016年より東南アジアの山地でアグロフォレストリーを用いたコーヒーの栽培支援と輸入を始めました。現在では国内のロースターや自家焙煎のカフェ1,000社以上に生豆を卸しているほか、焙煎豆を坂ノ途中OnlineShopでも販売しています。コーヒーの販売を通じて生産者の収入源を増やし、森林減少の緩和と再生に貢献しています。

カスカラを使った商品開発の経緯

カスカラとは、コーヒーの実の果皮と果肉部分を乾燥させたものです。スペイン語で「籾(もみ)」を意味するcáscaraに由来します。コーヒーは「コーヒーノキ」という木からできており、ジャスミンのような白い花を咲かせた後、さくらんぼのような赤い実「コーヒーチェリー」をつけます。そのコーヒーチェリーの種子が、コーヒー豆となります。

精製の過程で大量に出る果肉と果皮の部分(カスカラ)は、一部は堆肥として活用されることもありますが、大半は使い道がなく捨てられてしまいます。また、産地で廃棄されたカスカラは、正しく処理が行われないと腐敗し、水質汚染を引き起こす要因になることもあります。カスカラを活用することは、産地の環境を守る手助けになるとも考えています。

コーヒーチェリー

ドライイチジクやあんずのような風味で甘酸っぱいカスカラ。これをなんとか活用し、1粒のコーヒーチェリーから得られる農家さんの収入を増やすことはできないかと考え、坂ノ途中は2019年から「カスカラコーヒーチェリーティ」、「カスカラシロップ」というカスカラの風味を活かした商品を作って販売してきました。今回のコーラの開発は、カスカラの可能性をより広げるための取り組みの1つです。

カスカラコーラについて

炭酸水で割って楽しめるクラフトコーラです。カスカラシロップをベースに、高知県産の生姜とカルダモン・クロープ・ブラックペッパーなど8種類のスパイスをブレンドして作りました。カスカラの果実感やコク、そしてスパイスのピリッとした辛味がアクセントとなり、甘すぎない大人の味わいになっています。材料本来の風味を活かすため、着色料や香料は使用しておりません。

ホットミルクで割ってチャイのようにも楽しめます

◆商品情報

・商品名:カスカラコーラ
・容量:200ml
・価格:1,944円(税込)

◆販売情報

坂ノ途中OnlineShopにて販売します。
・発売日:2023年10月19日(木)

業務用お取引をご希望の方は海ノ向こうコーヒー卸専用サイトにご登録ください。

坂ノ途中の直営レストラン「本と野菜OyOy」でも11月下旬以降に販売予定です。 
・住所:京都市中京区場之町586-2 新風館1F
・Instagram:https://www.instagram.com/oyoy.kyoto/

⚫︎株式会社坂ノ途中

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