梅酒の梅の実、生八ッ橋、酒かす、おから、レモンの皮───。京都で菓子開発・販売を手掛ける「八方良菓」より、京都市のふるさと納税返礼品およびオンラインストアにて「和」を感じられる「京シュトレン」の予約販売開始。
梅酒の梅の実、生八ッ橋、酒かす、おから、レモンの皮───。「八方良菓の京シュトレン」は老舗や福祉作業所と連携し、京都の副産物・規格外品に向き合ったからこそできあがった、「和」を感じられる新しいシュトレンです。2022年12月には約250本のシュトレンが完売。2023年冬の予約受付がオンラインストアで開始し、京都市のふるさと納税返礼品の対象にもなっております。取扱店では11/20週より販売開始予定。(下記参照)
副産物・規格外由来食材のほか原材料には極力こだわりある国産材料を使用したPlant-Based品。ホールとハーフに同封されるリーフレットは日本語・英語表記で、ベジタリアン / ヴィーガンの客層やインバウンド向けのお土産としても人気が高まっています。レシピは京都の料理人が監修し、福祉作業所が製造を担当しています。
【 パッケージ(左ハーフ / 右ホール)】※一部変更になる場合がございます。
【 リーフレット】
■商品名 「八方良菓の京シュトレン 」(焼き菓子)
■販売価格(オンラインストア)
ホールサイズ:3,500円(税・送料別)
■お取り扱い予定店舗(※お取り扱い店ではホールサイズのほかに、ハーフサイズとスライスの販売もございます。)
【京都府】
斗々屋
GOOD NATURE STATION
mumokuteki goods&wears
ファーマーズ河原町丸太町店
オーガニックプラザ イオンモール北大路店
オーガニックプラザ イオンモール京都五条店
コープ下鴨
コープ二条駅
【東京都】
CIRTY BIOSK by Totoya
■「八方良菓」 の成り立ちについて
「八方良菓」は、京都市在住で「サーキュラーエコノミー実践 ーオランダに探るビジネスモデル(学芸出版社)」の著者である安居昭博が店主を務め、食品ロスの課題に対しサーキュラーエコノミーの考えを応用し誕生しました。
味の追求を軸に、販売者、購入者、生産者、製造者、社会、地球環境、未来の八方がより良くなるような仕組みづくりを進めています。
※「サーキュラーエコノミー(≒ 循環型経済)」は、廃棄が出ない仕組みを整えることで経済と環境の両面に利点をもたらし、新しい働き方やビジネスモデル、ライフスタイルにつながるとして注目されている経済モデルです。
■八方良菓・店主 安居 昭博(やすい あきひろ)
1988年生まれ。京都市在住。Circular Initiatives&Partners代表。世界経済フォーラムGlobal Future Council on Japanメンバー。ドイツ・キール大学「Sustainability, Society and the Environment」修士課程卒業。
2021年日本各地でのサーキュラーエコノミー実践と理論の普及が高く評価され「青年版国民栄誉賞(TOYP2021)」にて「内閣総理大臣奨励賞(グランプリ)」受賞。2015年~2020年までオランダ・ドイツを拠点に企業向けにサーキュラーエコノミーの視察イベントやセミナーを開催した後、2021年より京都市在住。京都市委嘱成長戦略推進アドバイザー。企業や自治体のほか「京都音楽博覧会」や「森、道、市場」のような音楽イベントにもアドバイザーとして関わり、サーキュラーエコノミーの仕組みづくりを進める。2022年、京都の老舗や福祉作業所と連携し、副産物・規格外由来原材料からお菓子を開発・販売する「八方良菓」を創業。「サステナアワード2020」にて「環境省環境経済課長賞」受賞。著書に「サーキュラーエコノミー実践 ーオランダに探る ビジネスモデル(学芸出版社)」。
「サーキュラーエコノミー実践 ーオランダに探る ビジネスモデル(学芸出版社)」
■副産物・規格外由来原材料について(※全体の約30%に使用)
◎梅酒の梅の実(山本本家・創業 1677 年)
「引き立て役になるお酒」づくりをされている伏見の老舗酒蔵・山本本家さん。
梅の実は100%京都・青谷産にこだわり、焼酎の代わりに日本酒で仕込むことでどんな料理にも合わせやすい梅酒づくりをされているそう。梅の実は梅酒の出荷前に取り除かれてしまうということでサンプルをいただきシュトレンに焼き上げてみると、 和を感じられる仕上がりに。本場ドイツではラム酒に漬け込まれたレーズンが使われるのに対し、八方良菓では日本酒に漬け込まれた梅の実を使用することで京都らしいシュトレンを追求しました。
◎酒粕(山本本家)
日本酒づくりの副産物として生じる酒粕。山本本家を訪ねて初めて、酒粕にも大吟醸など日本酒同様に様々な種類があることを知りました。異なる酒粕を比べてみると色あいや硬さ、香りも別もの。酒粕の活用方法はお菓子以外にも粕汁や漬け材料、ドレッシングなど無数にありそうです。日本全国で活用されていない食材ながら想像力と創造力がかき立てられる食材です。
◎生八ッ橋(聖護院八ッ橋総本店・創業 1689 年)
生八ッ橋の製造過程では、切り落とされた耳部分の端材が出てしまうそうです。サンプルをいただいてみるときし麺のような形状で、味はもちもちとしてニッキが香り高い生八ッ橋そのもの。 主原料は米粉と砂糖なので八方良菓では乾燥・粉末化し、生地に練り込んだり仕上げに粉砂糖の代わりにシュトレン全体に纏わせたりしています。「和菓子のような味わいがする」という感想をいただく由縁のアクセントになっています。
◎おから(京豆腐 服部・創業 1910 年)
京都の精進料理にも欠かせない豆腐の製造過程で出るおから。凝縮されている分、実は栄養価は豆腐よりも高いそう。 京都で発生するおからの一部は動物園に提供されている一方で、多くは処分されてしまっているそうです。
京豆腐 服部さんは南禅寺にも納める老舗のお豆腐屋さん。北海道産ユキホマレを京都の水で仕込んだおからを使用させていただいております。
◎レモンの皮(AWAKE LEMONADE・創業2021年)
AWAKE LEMONADEさんはダブルダッチというストリートスポーツのグループが創り出したレモネードシロップ卸売店。農薬・化学肥料・防腐剤不使用の広島県産レモンで、市場に出回りにくいB・C品を活用しています。
レモネードづくりの副産物として発生するレモンの皮を他の事業者に使用してもらうことで、ロス食材を通じた有機的な関係づくりを進めています。八方良菓では梅の実と甘納豆とともにレモンの皮を具材として使わせていただいています。
■お問い合わせ先
八方良菓(安居)info@happoryoka.com