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なぜイソップは洗練されているのか?

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イソップはこのほど、クルエルティフリー・インターナショナル(CFI)が運営するリーピングバニー・プログラムのクルエルティフリー認証を取得。リーピングバニーは、動物実験廃止に取り組むブランドや製品を支持する世界的権威のある認証プログラム。イソップのブランドポリシーについて改めて注目が集まっています。

目次

イソップはミニマムな包装が特徴

イソップは、1987年に、当時ヘアサロンを経営していたデニス・パフィティスが創業した、オーストラリア・メルボルン発のコスメブランドです。最高品質の植物原料を使ったこだわりのスキンケア、ヘアケア、ボディケア製品を展開しています。ヘアケア製品からスタートして今では70種類以上の製品を展開しているが、その半分以上がスキンケア製品となっています。

イソップのハンドクリーム

イソップは、洗練されたデザインながら、包装は最小限に抑えています。これもイソップの特徴のひとつ。独自の店舗デザインも特徴で、気鋭の建築家などとコラボして、周囲環境を考慮した上で設計されているそうです。

日本での展開は、1997年から。

リーピングバニー・プログラムのクルエルティフリー認証とは?

この度、イソップが取得したのは、クルエルティフリー・インターナショナル(CFI)が運営するリーピングバニー・プログラムのクルエルティフリー認証。
クルエルティフリーとは、「cruelty(クルエルティ)」を直訳すると「残酷、残虐」、「free(フリー)」は「◯◯の(が)ない、免れる」という意味。つまり、クルエルティフリーは、「動物実験をしていない」「動物を殺傷していない」という意味で使用されます。国際的な非営利組織である、クルエルティフリー・インターナショナル(CFI)は、「動物実験廃止を求める国際団体」と訳すことができます。

このCFIが、運営するリーピングバニー・プログラムとは、調査の結果、一切動物実験をしていないと判断できるブランドや製品に、うさぎを用いた公式認定マークを付与すること。うさぎをシンボルにしているのは、うさぎが化粧品の動物実験に最も多く利用されているからです。ブランドが独自に動物実験をしていないことを表記する場合は、統一ルールがなく、原料レベルでは動物実験が行われていたり、第三者機関が動物実験を委託していたりすることがあります。でもリーピングバニー・プログラムの場合は、どのような段階においても例外なく動物実験が行われていないおことを確認された場合にのみ、認定マークが付与されるので、信憑性が高いものとされています。


創業以来、動物実験を行わないイソップ

イソップは創業以来、動物実験をしていない

イソップは1987年の創業以来、新製品の開発段階では、人間の有志を募ってテストを行っており、いかなる製品においても動物実験の実施や、その委託を行っていません。製品には、動物由来の成分を一切使用していないことから、完全菜食主義者(ビーガン)の人にも安心して使えると謳っています。

今回の認証取得は、動物実験廃止というイソップの長年の取り組みをより強調するもの。倫理的にも環境的にもサスティナブルな方法で原材料を調達し、可能な限り注意深く行動してきた努力を裏付けるものになったと言います。

イソップのチーフカスタマーオフィサーであるスーザン・サントスは、次のように語っています。
「イソップは、創業以来、美容という名のもとに、日常的に動物が無用の虐待を受けていることを深刻に受け止め、断固として動物実験を避けてきました。私たちは環境への配慮と効能を最優先に考えながら、製品の開発と配合を行うように努めています。動物実験に関する決断も、そうした幅広い取り組みの一環であると言えます。CFIのリーピングバビー認証は大変な名誉であり、心から感謝と敬意をもって拝受します」

これからのイソップのお店やウェブサイトにも注目

クルエルティフリー・インターナショナルの最高経営責任者であるミシェル・シュー氏は、
「イソップがCFIの厳格な基準を満たし、リーピングバビー認証を取得したことをうれしく思っています」とコメント。シュー氏はまた、イソップが動物実験排除のための精力的な取り組みや、消費者にクルエルティフリーにつながる決断を促していることに対しても賛同の意を表しました。

CFIの認証を受け、イソップは今後、店舗やウェブサイトにリーピングバニーのロゴを掲示する予定。ヘアケア、スキンケア、ボディケア、ホームケアなど、すべての製品がリーピングバニー・プログラムの厳格なクルエルティフリー基準を満たしていることを消費者に伝えていく方針です。

イソップ公式サイトはこちら

 

 

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