テレワークが推進される中で、自宅に在宅勤務をするスペースが無い問題を抱える人がいます。そんなを状況を解消すべく、キャンピングカーを仕事部屋として住宅街などに設置して利用できる「モバイル・オフィス」プロジェクトが発足しました。キャッチフレーズにもなっている「動くオフィス」とは、一体どのような物なのでしょうか。
「動くオフィス」が生まれた背景
会社員の仕事場といえば、これまではオフィスが主流でした。
そのため、自宅に書斎などの個室が無く、テレワークの際にはやむを得ず家族との共有スペースで仕事をする人も少なくありません。このような状況が続くと、仕事をしている本人だけでなく、家族にとってもストレスになってしまうケースが少なくありません。
そんな課題を解決するべく、Carstay株式会社は「モバイル・オフィス」プロジェクトを開始しました。同社は、車中泊仕様の車や車中泊スポットのシェアサービスを提供する「バンライフ」のプラットフォーム事業を展開しています。
モバイル・オフィスの特徴
「モバイル・オフィス」は、キャンピングカーを始めとした車中泊仕様の車を、テレワークを推進する企業や個人向けにオフィスとして利用出来るサービスです。週末や祝日などの休日には、車中泊旅などの娯楽用途としても利用することができるようになっています。
車内は電源やWi-Fiが整備されており、仕事をする上で必要な環境が整っています。もちろんテーブルや椅子もあり、快適に働くことが出来ます。このように、仕事場や自宅以外の第3のオフィスがあれば、自宅でのスペース確保に悩んでいる人の問題解決に繋がります。今後は、マンションやアパートなどの住宅用地や、オフィス用地の駐車場に「モバイル・オフィス」の設置を希望する企業や管理者を公募する予定です。
モバイル・オフィスがもたらす可能性
2020年は、新型コロナウイルス感染症の影響で旅行業界の事業は自粛状態でした。
そんな中、Carstay株式会社は、数多くの企業や個人と連携したり、支援を受けたりしてバンシェアを活用しました。その結果、合計27施設の医療機関や被災地へ53台のキャンピングカーを、休憩・診療が可能な「動くオフィス」として提供することに成功しました。
どこで利用が出来るのか等、詳しくは「モバイル・オフィス」で検索!