紙と印刷の可能性を探るデザイン会社 株式会社ペーパーパレードと色・柄・風合いの豊富な高級紙、特殊紙(ファンシーペーパー)を一枚から販売する紙の専門商社、平和紙業株式会社(本社:東京都中央区、代表取締役社長 清家 義雄)が、平和紙業の自社開発商品である「エアクリーンペーパー」を使用した「折り紙マスク」を商品プロモーションツール向けに製作し、3月よりプロモーションを開始します。
折り紙マスクはペーパーパレードがデザインし2020年11月に発表した一枚の紙から折り上げる折り紙の技術と、和紙の持つ風合いと通気性の良さといった機能性を融合させたマスクです。今回、折り紙マスクの素材としてコラボレーションするエアクリーンペーパーは、2001年に発売した「抗ウイルス」「抗菌」「消臭」「空気の清浄化」効果を持たせた美濃和紙メーカによる印刷用紙です。抄紙工程において二酸化チタンを独自の方法で繊維間に定着させ、この二酸化チタンの光触媒作用により様々な不快環境に対して強力かつ持続的な効果を発揮した紙になります。このエアクリーンペーパーがマスクの機能として求められる「抗ウイルス」「抗菌」「消臭」といった機能を紙自身に備えており、また肌触りがよい和紙ならではの質感であることから、折り紙マスクとエアクリーンペーパーのコラボレーションによって、双方の魅力や機能を余すことなく生かしたプロダクトが実現しました。
今回のコラボレーションを通して、紙のメディアとしての役割にとどまらず、マテリアルとしての役割にも光を当て、アパレル、インテリアといった新たな分野に向けての可能性を探っていく手掛かりにしていきたいと考えています。
製品の特徴
1.「折り」を生かしたコンパクトさと機能性
折り紙マスクは小さな封筒に入るほど薄くて軽く、コンパクトです。ゴムの端をつまんで外側に引っ張ると立体的なドーム状へと変形します。マスク内部に大きな空間を確保できるため息苦しさを感じさせず、口元のメイクが落ちにくいのも特長です。マスクを外した後は再び折りたたんでパッケージにしまえるため、見た目も美しく衛生的です。今回のパッケージに使用した紙は市松模様が特徴のファンシーペーパーのICHIMATSU(平和紙業)を使用します。
2.特別な「場」と「装い」に寄り添うデザイン
折り紙マスクは、和紙を折り紙のように折ることでドーム型の美しい構造を形成しています。さらに、折り目として広がる幾何学状のラインに金の箔をあしらうことで、お祝いの席や儀礼・儀式といったシーンにもふさわしい華やかな印象を演出します。
3.エアクリーンペーパー
「抗ウイルス」「抗菌」「消臭」「空気の清浄化」効果を持たせた印刷用紙です。抄紙工程において二酸化チタンを独自の方法で繊維間に定着させ、この二酸化チタンの光触媒作用により様々な不快環境に対して強力かつ持続的な効果を発揮します。光(紫外線)が当たると、光触媒作用により紙表面近くの空気中にある有機化合物を分解します。有機化合物の中には、悪臭の原因であるアンモニアやシックハウスの原因であるホルムアルデヒドなどがあり、これらを分解し浄化します。また、紙表面に付着したウイルスの活性を抑制し、細菌などの増殖を防ぐ効果があります。
※ただし表面にあるものだけに作用するため、離れたものを分解・除去することは出来ません。一般オフセット印刷対応。和紙風のやさしい風合いと自然な白さで、カレンダー・ポスターなど常時壁面に掲示する印刷物に最適です。
折り紙マスク公式サイト: http://origamimask.paperparade.tokyo
平和紙業公式サイト:https://www.heiwapaper.co.jp/