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サシデの視点

なくなったおばあちゃんに背中を蹴られた

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ソトコト編集長の指出(さしで)一正です。いつもは社会や環境、ローカルや関係人口、そしてSDGsやウェルビーイングのお話をしています。実は子どものころから意外と霊的な経験をしています。
いまは夏なので、そのあたりをお裾分け。
目次

なくなったおばあちゃんに背中を蹴られた

群馬県高崎市に生まれたぼくは、根っからのおばあちゃん子だった。
そのおばあちゃんが1970年代に66歳という若さで肺がんでなくなった。悲しみに心底打ちひしがれていたときを過ぎて、小学生のぼくは日常に戻っていった。
ご先祖さまとおばあちゃんを祀った仏壇の間の隣には、姉や弟とぼくがいつもいるテレビの間があった。
ある日の夜、当たり前のように姉弟でこの間でテレビを見ていると、ガラッという音とともに、仏壇の間の境であった襖が開き、鬼のように怒った形相のおばあちゃんがそこにいた。
「お、お、お、おばあちゃん?」
亡くなっていなくなったはずのおばあちゃんの出現に、弟と姉はその場を飛び出した。唖然として固まっていた僕をにらみながらおばあちゃんはそのテレビの間に入り、ぼくの背中をバスン!と蹴飛ばし、壁にぶら下がっていた物入れから線香の束をひとつかみし、仏壇の間に帰っていた。
 (72593)

「一正(ぼくの名前)、線香くらい供えなさい」というおばあちゃんのメッセージか。
おばあちゃん子と言いながら、亡くなったおばあちゃんへの感謝や愛が薄れていってしまったぼくへのちょっとした不満だったのかもしれない。
これがぼくの小学生時代の霊体験。おばあちゃんに申し訳なかったなと思いながら、慌てて線香を仏壇に供えるようになった。
このあと、ぼくの霊体験は30代や40代まで続く。UFOあり、恐竜あり、もしご興味がありましたら、2021年の夏の夜とともに、綴ります。

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