この頃、ぼくは名刺交換をするときに、自分から「“さしでがましい”の、さしでです」と言うことがある。これは、名前を覚えていただくためと、場を和ませるため。
井上ひさしさんのエッセイで、戦国の武士たちが、己れの実を世にあらわすために「尤道理之介(もっともどうりのすけ)」など、抱腹絶倒のふざけた名前をよくつけて、その名を戦場で名乗ると敵も味方もどっと笑い転げた(『燕石雑志』)と書かれていたことにもよる。
ユーモア感覚は、時代を超えて大切だ。
この頃、ぼくは名刺交換をするときに、自分から「“さしでがましい”の、さしでです」と言うことがある。これは、名前を覚えていただくためと、場を和ませるため。
井上ひさしさんのエッセイで、戦国の武士たちが、己れの実を世にあらわすために「尤道理之介(もっともどうりのすけ)」など、抱腹絶倒のふざけた名前をよくつけて、その名を戦場で名乗ると敵も味方もどっと笑い転げた(『燕石雑志』)と書かれていたことにもよる。
ユーモア感覚は、時代を超えて大切だ。
この記事が気に入ったら
いいね または フォローしてね!
さしで・かずまさ●1969年群馬県生まれ。雑誌『Outdoor』編集部、『Rod and Reel』編集長を経て、現職『ソトコト』編集長。観光以上・定住未満の新しい地域との関わり方である「関係人口」の第一人者として、ライフワークと取材を通じて訪れた数多くの地域のローカルプレイヤーの活動、SDGs、ウェルビーイングに関する知見を活かし、地方自治体の関係人口創出講座の総合監修やメイン講師、官公庁の委員などを務める。島根県「しまコトアカデミー」メイン講師、静岡県「『地域のお店』デザイン表彰」審査委員長、山形県小国町「白い森サスティナブルデザインスクール」メイン講師、やまがたアルカディア観光局「ライク・ア・バードokitama」総合監修。経済産業省「2025年大阪・関西万博日本館」クリエイター。福島県郡山市「こおりやま街の学校」学校長。趣味はフライフィッシング。
ランキング
ピックアップ
ソトコト最新号
最新情報をお届け