こんにちは! 『ハピキラFACTORY』の正能茉優です。この連載では、女性に流行りのモノ・コトが「女性のココロをつかむ理由」を分析して、地方創生に活かせないものかと検討中……♡
今月は、ホテルやカフェで女性たちが楽しんでいる「アフタヌーンティー」について、考えたいと思います。
もともとは1840年代半ばにイギリスで上流階級の社交の場として始まった「アフタヌーンティー」ですが、日本では、2014年頃からホテルのラウンジなどで楽しむ、20代・30代の女性たちが増えているそう。そのかわいらしい見た目とは裏腹に、5000円前後となかなかのお値段ですが、それでも休日には予約が取れないお店も多い人気っぷりです。
それもそのはず、スコーンや色とりどりのお菓子が美しい食器に並ぶ様子は、宝石箱のように美しく、しかもおいしい。さらに、コーヒーや紅茶を飲みながら、心置きなく話もできる。インスタ映えに、おいしさと楽しさが加わったら、女性たちが行かないはずがありません。そんな人気のアフタヌーンティーですが、最近、ある変化が起きているようです。
先日、誕生日に家族と行った、とあるホテル。アフタヌーンティーを頼むと、出てきたのは、なんと「お重」でした。普段は、お正月にしか見ないお重を恐る恐る開けてみると、そこには和洋折衷のお料理とお菓子が。そう、このような「テーマ型アフタヌーンティー」が、今、女性たちの心を鷲掴みにしています。
「お寿司」や「ピクニック」などさまざまなテーマが存在する中、例えば、私の会社の近くのホテルでは「蜂蜜」をテーマにしたものが人気。山口県産の蜂蜜が小瓶でついてくるのですが、アフタヌーンティー・マジックにかかれば、蜂蜜も特別な魅力のあるものになるんです。
地方自治体の皆様、「テーマ型アフタヌーンティー」の波に乗って、地元のおいしい素材を若い女性に売り出しませんか? 素材そのものは変わっていないのに、今までにない層の女性に不思議と魅力が伝わるかもしれません!
今月のIGPを「地方創生」に活かすなら……?
フルーツを宝石みたいに
価格が「大きさ」などの基準で決められやすいフルーツも、このマジックにかかれば、価値がアップ!?
ハピキラ’S EYE!
鹿児島にある昭和20年創業の豆菓子問屋さんが手がける、プラリネ専門店『kono.mi』のプラリネをいただきました。ピンクペッパーやクランベリーの風味がして、これは新しい。豆菓子も少し工夫をするだけで、こんなにおしゃれな食べ物になるという、驚き。
ハピキラ’S WORK!
長野県・小布施町での新事業創造合宿が、今月も!
今月も、慶應義塾大学SFCの学生さんたちと、長野県・小布施町で「新事業創造合宿」をしてきました! 新しい流通づくりや、メディアの立ち上げ、観光資源を最大限に生かしたツアーづくり・販売など、学生たちの思いと人懐っこさが人と人をつなぎ、徐々に新しい動きが始まる予感です。よそ者がまちを舞台にチャレンジさせていただくことは難しいことですが、私は、よそ者だからこそ見えることやできることもあると考えています。応援してくださる皆様に感謝の気持ちを忘れず、今月もハッピーに頑張ります♡
IGP……ハピキラによる「イマドキ女子が(I)グッとくる(G)ポイント(P)」を略した造語。