- まずは春の〝常套句〟にてご挨拶
- 「だってロケ地は東京でしょ?」からの脱却
- そもそもロケ地を知っていることって?
- 多様な物語性が多様なロケ地を誘って…!
- 大阪のロケ地として好きな場所は…!
まずは春の〝常套句〟にてご挨拶
みなさま、ごきげんさん!(オオサカンとしての「ご機嫌いかがですか?」の意)
如何お過ごしですか? ソトコトペンクラブのペンフレンド56番・角野天十里(カドノ アトリ)です。
校長先生の朝の挨拶に「1月は行ってしまう、2月は逃げてしまう、3月は去ってしまう」という
ある種の〝常套句〟がありますが、ほんまに、1月、2月、そして3月は過ぎ行きたのでした…!
各地の天変地異がある中、それでも言葉たちをよすがとし、花々緑溢れる、ほんとう!?の春を待ちましょう。
「だってロケ地は東京でしょ?」からの脱却
ってことで、今回は、ドラマや映画のロケ地についての考察です。
オオサカンな私は、運転もしますし、公共交通機関での移動も講師業として多めなので、
土地勘と申しますか、地理には明るいと思うワケです。
○大阪城近隣が映ればすぐに「大阪やん」と分かる
○大阪のメインストリートの1つ、御堂筋の銀杏並木も直ぐに「大阪やん」と言える
…ということです。
しかしながら、ドラマや映画の舞台は(特にテレビドラマでは)ほぼほぼ、
「東京一極集中」
といっても過言ではなかった時代が、そう遠くない過去に、有りました。
(有ったかと、思います。)
だから、「あっ!大阪やん」と言えることがまず、無かったと言えるのです。
一方、東京のロケ地が出てくる度に、
東京出身の知人であれば、
「あっ!ここは○○で、今、話題のカフェがあるところよ。」
「わぁ~この公園に、○○さん(俳優の名前)も行ってたんだね。こないだ、私もランニングしたよ。」
などという発言を、彼や彼女らから、多く聞いたものでした。
そもそもロケ地を知っていることって?
どうなのでしょう。
確かに、東京のロケ地を知っている発言について、
スゴ~イ
知ってるんやねぇ
…って反応は、してしまいがち、で、した。(過去形)
しかしながら、よくよく考えると、たまたま東京の土地勘がある人が、
たまたまそこに行った経験がある、というだけであり、
どうしてもドラマやら映画やらでの「東京一極集中」的なコトへの、ある種の憧れ、
がそのような発言をさせていたのだ、とも思うのです…。
多様な物語性が多様なロケ地…!
での撮影を誘う、という流れに、なってきていませんか?
最近ではたとえば…
・北海道地方…『ゴールデンカムイ』2024年(ロケ地:釧路市、帯広市、旭川市、函館市など)
・東北地方…『浅田家』2020年(ロケ地:宮城県石巻市、気仙沼市)
・北陸地方…『カラオケ行こ!』2024年(ロケ地:富山県高岡市・金沢市(石川県)
・近畿地方…『翔んで埼玉 〜琵琶湖より愛をこめて〜』2023年 (ロケ地:滋賀県大津市、彦根市、近江八幡市など)
・中国地方…『ドライブ・マイ・カー』2021年 (ロケ地:広島県広島市・尾道市・呉市)
……と、枚挙に暇がないですよね。
このように、日本の様々な都市を取り上げ、ロケ地とし、物語としての映像化が増えているのは、
その土地土地の持つ力を、人々の姿を、生活を、映し出す意義有ることだと考えます。
大阪のロケ地巡りへ是非!
という、お誘いです、要するに今回のお話は、、、長々と綴りましたが。
なんだかまどろっこしい…のでは、と、
ここからあとは、私の好きな大阪のロケ地をほんの少しですが、挙げて、
まとめとさせて頂きます。
大阪のロケ地として好きな場所は…!
映画『ブラック・レイン』(Black Rain)1989年のアメリカ合衆国のアクション映画のロケ地です。
(監督はリドリー・スコット、出演はマイケル・ダグラスとアンディ・ガルシアなど。松田優作さんの遺作映画出演となった作品でもあります。)
主演のマイケル・ダグラスと、
キーマンの情報を流してくれるご縁のあったホステス役の女性との密会の場所として、
当時はまだ陸橋だった「心斎橋」が印象的でした。
リドリー・スコット監督ならではの、湿ったような暗い、黒い画面が印象的なシーンでした。
〈長堀川が埋め立てられ、〉


大阪メトロ長堀鶴見緑地線の駅には、心斎橋のモチーフが飾られています。


まだまだ、大阪のロケ地は多く存在しています。
引き続き、ご紹介させてくださいね。
ご縁に感謝、心を込めて。