目次
1. 芸術としてのデザイン
デザインはロマン主義的な自己表現とは違う営み、仕事なんだと説いている本。僕は、高校がデザイン科で、そのときの先生に勧められて読みました。古い本ですけど、最近いろいろ考えていたことがすでに書かれているなと驚きました。
書籍情報
著者:ブルーノ・ムナーリ(著)、小山清男(訳)
出版社:ダヴィッド社
出版社:ダヴィッド社
2. オリンピック・デザイン・マーケティング ─エンブレム問題からオープンデザインへ
オリンピックにまつわるデザインの歴史などを丹念に取材してあって、世の中とデザインに関わる人との間にある意識の大きな差が理解できます。2020年の東京五輪で起きたエンブレム問題のモヤモヤも、僕はこの本でスッキリしました。
書籍情報
著者:加島 卓
出版社:河出書房新社
出版社:河出書房新社
3. 巴里ひとりある記
有名な俳優のパリ旅行記。これは著者自装、つまり著者がデザインした本で、レイアウトも絵もよく過不足がない。デザイナー不在でも、よいデザインは成立するというお手本。同時に、デザイナーの存在意義を考えさせられました。
書籍情報
著者:高峰秀子
出版社:映画世界社
出版社:映画世界社
4. なんでも かけちゃうよ ─エンバリーおじさんの絵かきえほん
さまざまなモノの描き方を、子ども向けにわかりやすく説明している絵本です。そのモノの特徴のどこをとらえるかを、楽しそうに、かつ身近なモチーフで紹介してあります。仕事でも参考にするくらいよくできていて、おすすめの一冊です。
書籍情報
著者:エド・エンバリー(著)、横山直子(訳)
出版社:偕成社
出版社:偕成社
5. THIS IS WHAT DEMOCRACY LOOKED LIKE
これは最近買った本で、アメリカの選挙時使用される投票用紙のデザインに関する図解歴史書です。19世紀から20世紀初頭のアメリカでは州によってさまざまなカタチ、デザインがあることを知り、文化の違いやおもしろさを感じました。
書籍情報
著者:Alicia Yin Cheng
出版社:Princeton Architectual Press
出版社:Princeton Architectual Press
photographs & text by Yuki Inui
記事は雑誌ソトコト2022年5月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。