長崎大学大学院水産/環境科学総合研究科准教授・河端雄毅さんの選書

特集 | 有識者たちが選ぶ未来をつくる本|サスティナブル・ブックガイド | 長崎大学大学院水産/環境科学総合研究科准教授・河端雄毅さんの選書

2022.09.17

(左から)1. 魚 ─講談社の動く図鑑MOVE / 2. うなぎのうーちゃん だいぼうけん

1. 魚 ─講談社の動く図鑑MOVE

単に魚の絵が並べられている図鑑ではなく、魚の特徴や独特の生態が詳しく説明されている、躍動感あふれる図鑑です。さかなクンのミニコラムやイラスト、NHKのスペシャル映像を収めたDVDも付いています。

著者:講談社(編)、福井 篤(監)
出版社:講談社

2. うなぎのうーちゃん だいぼうけん

ウナギの祖先は深海魚。その名残か、遠い南の海の深海で生まれ、海流に乗って日本へ。日本の川で成長したウナギは南の海へ戻り産卵します。身近な魚の生態を通じて海から川の広い世界もイメージできます。

著者:くろきまり、すがいひでかず(絵)
出版社:福音館書店

3. 山中伸弥先生に、 人生とiPS細胞について聞いてみた

整形外科医を目指すも、手術が苦手で研究の道へ。自身がおもしろいと思う研究にのめり込み、iPS細胞の発見に至ります。紆余曲折を経て、世界の注目を浴びることになる山中教授の人生や言葉に勇気を与えられます。

著者:山中伸弥、緑慎也
出版社:講談社

4. 孤独なバッタが群れるとき ─サバクトビバッタの相変異と大発生

大発生し、農作物に被害を与えるバッタ。その原因の研究内容が書かれています。大発生は、エチゼンクラゲなど海でも起こります。陸と海の現象を並べて考える。何か共通点がないか、気にして読むのもおもしろいです。

著者:前野ウルド浩太郎
出版社:光文社

5. 右利きのヘビ仮説 ─追うヘビ、逃げるカタツムリの右と左の共進化

殻の螺旋が右巻きのカタツムリを食べるために、左右の歯の数が異なる「右利きのヘビ」と、それに対抗して左巻きに進化したカタツムリ。沖縄県・西表島を舞台に、生物が多様化する理由のひとつが見て取れます。

著者:細将貴
出版社:東海大学出版会

photographs by Yuichi Maruya
text by Kentaro Matsui, Maho Ise, Ikumi Tsubone, Reiko Hisashima, Sumika Hayakawa & Yoshino Kokubo

記事は雑誌ソトコト2022年9月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。