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サスティナビリティ

「安心・安全・健康のテーマパーク」の実現を目指す――損害保険ジャパン株式会社の社会課題への取り組み

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【ソトコト×キャリタスSDGs Challenge 学生編集部レポート】大学生がさまざまな企業を訪問し、その企業のSDGsへの取り組みを学生の視点から取材してきました。計4回にわたって企業のSDGsの取り組みをレポートいたします。
第2回目は、損害保険ジャパン株式会社に訪問。学生の田代優太さんと村田奈菜子さんが、経営企画部・サステナビリティ推進グループの金織すみれさんにお話を聞きました。

目次

【SOMPOのパーパスとSDGsへの取り組み】

今回、私たち学生編集部は損害保険ジャパン株式会社で取材を行なった。損害保険ジャパン株式会社は、1888年創業の約135年の歴史を持った損害保険会社で、日本初の火災保険会社として誕生し、自動車・火災・傷害などの様々な保険を扱っている。

今回取材に応じてくださったのは、経営企画部サステナビリティ推進グループの金織すみれさんだ。金織さんは、主に自社のサステナビリティ戦略と人材育成を担当されている。そこで、サステナブルな社会の実現のための企業としての活動内容や金織さん自身の経験についてうかがった。

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学生編集部 まず、SOMPOのパーパスについて教えて下さい。

金織すみれさん(以下、金織) SOMPOグループ全体で、「SOMPOのパーパス」を掲げております。それは何かというと、「“安心・安全・健康のテーマパーク”により、あらゆる人が自分らしい人生を健康で豊かに楽しむことのできる社会を実現する」というものです。

パーパス実現に向けては、7つのマテリアリティ(重点課題)を策定しております。あらゆる社会課題のうち、特にSOMPOグループとして取り組む領域を7つの重点課題として特定しています。また、SDGs17のゴールのうち、重点課題とつながりの深い5つのゴールをSDGsの重点取組領域として策定しています。これが会社全体としての大きな枠組みになります。もちろん17のゴールに対しては全て取り組んでいきたいというところは大前提ではあるのですが、そのなかでも特にSOMPOグループとして取り組むべきゴール5つを重点領域として定めています。

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「SOMPOのパーパス」実現のための重点領域となる5つのゴールと7つのマテリアリティ

・すべての人に健康と福祉を
・働きがいも経済成長も
・住み続けられるまちづくりを
・気候変動に具体的な対策を
・パートナーシップで目標を達成しよう

・あらゆるリスクに対する備えの提供
・事故や災害を未然に防ぎ、レジリエントな社会に貢献
・経済・社会・環境が調和したグリーンな社会づくりへの貢献
・健康と笑顔を支えるソリューションの提供
・持続可能な高齢社会への貢献
・未来社会を変える人材集団の実現
・価値創造に向けたパートナーシップのプラットフォーム構築

社会課題解決による社会価値創出と経済価値の創出を基盤としていて、本業を通じてSDGsのゴールに向かって達成していくことを大切にしているそうだ。

学生編集部 SDGsへの取り組みが始まったきっかけについて教えていただけますか。

金織 原点は、1992年リオの地球サミットに当時の社長が経団連のミッション団長として参加したことです。その時はまだ日本国内では、環境問題に対する意識というのはそこまで高くなかったようですが、当時代表として国際的な場に行ったことから、環境に対して企業として取り組まなければならないというのを強く認識して帰ってきたそうです。当社のサステナビリティの歴史としては、環境に対する取り組みがCSRの活動に進化し、さらにそれが世の中の変化とともにSDGsへの取り組みになり、現在では経営とSDGsが統合されてきている、このような変遷をたどっているイメージです。
地球サミットへの参加が契機となり、帰国後すぐに「地球環境室(国内金融機関初)」の設置につながったそうだ。
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【損保ジャパンの働く環境・金織さんのSDGsへの関わり】

私たちは損保ジャパンの働く「環境」・そして今回取材に応じていただいた金織さんはどのような形でSDGsに関わっているのかにスポットライトを当てた。

学生編集部 損保ジャパンにはSDGsに取り組める活動があるみたいですね。ところで金織さん自身のMYパーパスはありますか?

金織 はい。近い人も遠い人も、少しでも良いから人に良い影響を与え社会をよりよくする。周りの人に幸福やワクワクを与えられる、ちょっとでもプラスになるような影響を与えたい。こちらが私の「MYパーパス」です。

その「MYパーパス」を実現できる「環境」が今の経営企画部サステナビリティ推進グループにはある。

また金織さんは現在、社内のサステナビリティに関する人材育成を担当されている。損保ジャパン大学という企業内大学でサステナビリティの人材育成のゼミナールを担当されている金織さん。SDGsを切り口に損保ジャパンとして「何ができるか」について参加者間でビジネスアイデアを考えてもらっているそうだ。

金織 2022年度の上期まではサステナビリティ推進グループ主催で半年に一度30人の規模でゼミナールを開催していました。しかしこのペースでは参加者が年間約60人に留まるため、学びをさらにスケールさせるために2022年の9月からはゼミナールのプログラムをパッケージ化し、各支店でも自分達で学ぶことのできる仕組みを完成させました。岡山県の営業支店ではこのパッケージを活用して、地域特有の課題に対して自分達が持っているネットワークの中でできることを検討し、取り組みが進んでいる事例があります。このように自分の企画したものが様々な地域の社員の方に活用されたり、反応が返ってきたりすると、社会をよりよくするために良い影響を与えられているのではと感じます。

学生編集部 様々な角度からの取り組みでSDGsに関われることがとても魅力的だと感じます! ここまで損保ジャパンのSDGsにおける取り組みや金織さんのMYパーパスについて伺いました。SDGsの中でジェンダー問題に関心があるのですが、ジェンダーの観点から、損保ジャパンで働く環境は金織さんの目にどう映っているのでしょうか。

金織 男性・女性というのはあまり関係がなく、性別で仕事内容や役割が変わることはないですね。「一人ひとりの強み」によって仕事内容や役割が変わるので、自分が成長できる環境が整っています。日本は海外と比べてもジェンダー問題に対して特に遅れをとっています。しかし私自身は会社の中でジェンダーギャップを感じたことはないです。実際に社内の6割が女性で、周りには尊敬する先輩・同期・後輩がたくさんいます。日本全体としてはまだジェンダー平等に課題を抱えていますが、損保ジャパンには性別に左右されることなく一人ひとりの強みを活かして働く環境があります。

金織さんのメッセージからも損保ジャパンの「働く環境」というものが1つのキーワードになりそうだ。

【これから一緒に働きたい人物像・就職活動を行う学生にメッセージ】

これまで損保ジャパン、そして取材に応じてくれた金織さんについてお話してきた。

損保ジャパンは損害保険会社として社会貢献性の高い事業を行っている。社会全体を変えるような様々な取り組みを行い、社会が変わることによってそこに暮らしている人たちの「安心・安全・健康」に繋がってくるのではないだろうか。

学生編集部 最後になりますが学生へのメッセージをいただいてもよろしいでしょうか

金織 新入社員だからこうあるべきとかはなく、人によって個性や強みがあると思うので主体的に取り組んでいる学生さんや前向きに未来志向でエネルギッシュに活動している学生さん。そんな方達と未来の社会の中で一緒に何かを実現させ、世の中を少しでも良くしていきたいですね。

学生編集部 本日はありがとうございました。

これからも損保ジャパンは“安心・安全・健康のテーマパーク”によりあらゆる人生が健康で豊かに楽しむことのできる社会の実現を目指していく。

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【損保ジャパンでの取材を通じてSDGs学生編集部である私たちが感じたこと】

田代 私は今回の取材を通じて「働く環境」はとても大切だと感じました。損保ジャパンには新入社員から様々なことに「チャレンジできる環境」・性差に捉われず、一人一人として人を見ている「当たり前の環境」が損保ジャパンにはあります。記事には記載されていませんが、「認知症サポートプログラム」の認知症になってもその人らしく生きられる社会の実現を目指している取り組みに私は心動かされました。私の「MYパーパス」は一人一人が自分らしく生きられる社会を作っていくことです。そんな社会を実現できる「環境」が損保ジャパンにはあると感じました。

村田 今回の取材で直接お話を聞いて、損保ジャパンは個人が主体的に社会貢献活動に取り組むことのできる環境だと感じました。SOMPOで働く人は、事業を通じて社会に貢献できるだけでなく、損保ジャパン大学などのカリキュラムによって彼らの社会貢献行動を促進していると感じました。私の「MYパーパス」はより多くの人が安心で安全な生活を送れる環境づくりに関わっていくことです。幅広く社会課題の解決に取り組んでいる損保ジャパンは、MYパーパスが実現できる場所だと感じました。

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