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Do kit yourself 家具キット|自分でつくる、吉野ヒノキの椅子

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紙やすりやゴムバンドなど必要な道具も一緒に届くのでDIY初心者でも大丈夫。ペーパーコードとは樹脂を含ませた紙紐のことで、柔らかくお尻にフィットし、夏涼しく冬暖かい。1.9キロと軽く移動も楽。2万7500円 https://do-kit-yourself.stores.jp
目次

Do kit yourself 家具キット|維鶴木工

紙やすりで木材を磨き、組み立てて固定し、仕上げ磨きをして、ペーパーコードで座面を編む。特別な技術も、のこぎりやドライバーなどの道具も不要。でも、同じ作業が数時間続くので、根気は必要だ。

このキットは、吉野スギと吉野ヒノキの里である奈良県・東吉野村にある家具工房『維鶴木工』が、コロナ禍を受け「おうち時間を楽しみながら吉野の木を知ってもらえたら」と開発したもの。良質なヒノキの無垢材を贅沢に使用し、つくり方の解説動画では職人の技術を惜しみなく伝えている。製作を通じて家具の内部構造やヒノキの特性がつかめるので、不具合が出ても自分で修理してずっと使い続けられるだろう。一見すると北欧風の印象を受けるデザインだが、日本の「もったいない精神」が詰まったプロダクトなのだ。製作時間は6〜10時間ほど。今週末は家族で、一生物の椅子と一生の思い出をつくる、というのはいかが?

text by Emiko Hida

記事は雑誌ソトコト2023年8月号の内容を本ウェブサイト用に調整したものです。記載されている内容は発刊当時の情報であり、本日時点での状況と異なる可能性があります。あらかじめご了承ください。

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