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サスティナビリティ

高校生のSDGs探求活動をご紹介!vol.1

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明星高校(東京都府中市)では、国連の定めた持続開発目標「SDGs」の推進校として宣言をし、「地域と世界を、明星がつなぐ」をテーマにSDGsに関する探求活動を行っている。第一学年では授業の一環で地域の課題を見つけ、数チームに分かれてテーマを決め、それぞれ解決策を考え実行した。その活動をご紹介!

目次

Food Drive

フードドライブとは、各家庭で使い切れない未使用食品を持ち寄り、それらをまとめてフードバンク団体や地域の福祉施設・団体などに寄贈する活動のこと。学校の近くにフードドライブを行っている団体『フードバンク府中』があり、生徒8人が『フードバンク府中』と連携を取って明星高校でフードドライブを行った。

フードドライブを行う際の回収ボックスやポスターの元データなど『フードバンク府中』から提供を受けながら、生徒は高校1年の保護者全員に、食べきれない食料を三者面談の際に持ってきてもらうよう依頼。その結果、なんと総重量21kgの食料が集まった。12月3日には『フードバンク府中』の倉庫へ商品を持参し、集まった食料の仕分けを行った。

 

素敵ポスター作り

SDGsの項目「住み続けられる街づくりを」をテーマに取り組んだ生徒たちは、街に落ちているたくさんのゴミがどこから発生しているか調べるため、実際にゴミ拾いを実施。ペットボトルや空き缶が多いことが分かったため、自販機にポスターを設置して注意喚起することにした。

まず外部の高校生と協力してポスターを製作。続いて『日本コカ・コーラ』協力のもと、学校の最寄り駅に近い自販機5台にポスターを設置した。設置前は自販機の周囲に5〜6個のごみが捨てられていたが、ポスター設置後は1個程度まで減らすことに成功した。

 

取り組んだ生徒はこう言う。「社会問題は一人で解決するには手に余るものが多くの人と協力することが課題解決への早道だと思いました。これは学生だけの話ではなく、日本全体にも言えることだと思います。たった一人が省エネ家電を使っても効果が薄いですが、国民全員が使えば『塵も積もれば山となる』の原理原理で、かなりの効果を発揮します。将来、多くの人々が手を取り合って課題に向きあえる時代が来るように何ができるかを考えていこうと思います」。

BRING x meisei

「あらゆるものを循環させる」をビジョンに掲げるブランド「BRING」。「服から服をつくる」「目的のある服をつくる」「ポリエステルをサステナブルに」をキーワードに、服の回収からリサイクル、糸や生地に生まれ変わった再生素材を使った服の販売まで行っている。

まだまだ着用できる状態にもかかわらず、時代と合わず「流行りの形や色じゃない」とクローゼットの奥に眠っている服。一見不用品だが、捨てられないのはきっと服にまつわる思い出があるから。そんな思い出も一緒に次の世代にバトンを渡すことができる「BRING」の仕組みに共感した生徒達は、「BRING」運営者の『日本環境設計』と一緒に古着回収の企画を実施中だ。

 

なくそう自転車事故

自転車事故によって家族や友人など大切な人を亡くしたというニュース。通学で自転車を利用している生徒も、危ないとヒヤリとした場面が何度もあるという。そんな自転車事故をテーマに取り組んだ生徒たちは、府中警察署などの協力も得ながら地域の自転車事故についてデータを収集し、詳しく分析した。

すると、中高生による自転車事故が増加していることが判明。彼らはターゲットを中高生に絞り、学校近辺の危険な場所を自分の足で探し、その場所の写真を撮ってハザードマップにまとめた。
活動の中で、まちの大人達が協力者を紹介してくれたり、ハザードマップをどのような方法で制作し掲示するかアドバイスをくれたり、事故件数を減らすというゴールを達成してほしいと応援してくれたりと、たくさんの方と意見交換してフィードバックを得られたことも成長につながったようだ。 

 

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