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千葉県流山市で「こそだてMINNAdeプロジェクト」から生まれた、子育てがもっと豊かになるイベント「ガレノバ」

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『株式会社 明治』(以下、明治)が“子育て環境のアップデート”をテーマに展開している「こそだてMINNAdeプロジェクト」。そのキックオフイベント「ガレノバ」が今年3月24日、千葉県流山市の流山おおたかの森駅近くにある果樹園で開催されました。「ガレノバ」とはどんなイベントなのか、キーマンたちに話を聞きました。

目次

子育て環境をアップデートするワークショップやイベントを開催

屋外で参加するワークショップも親子の楽しい思い出になる。

栄養事業に取り組む『明治』は、「こそだてMINNAdeプロジェクト」を展開しています。これは、子育てしやすい社会の実現を目指して、全国の子どもを持つ親と不安や悩みを共有しながら、みんなで考えて課題解決に向けてアクションを起こしていくことを目指すプロジェクトです。「母になるなら、流山市。」「父になるなら、流山市。」をキャッチフレーズに子育て環境のアップデートに取り組んできた千葉県流山市で、昨年度から活動を行っています。

「こそだてMINNAdeプロジェクト」についてもっと詳しく!/

今年3月2日には同市内で、流山市のママやパパ、市民団体を集めたワークショップが開催され、子育てで困っていることや、「こうあったら良いな」というポイントについて参加者同士で思いを共有しました。そこでは、子育て中の悩みを共有できるつながりや、ママやパパの社会参画と経済的な自立など、社会との接点を持つことの大切さが浮き彫りになり、解決につなげる第一歩として3月24日にイベント「ガレノバ」が開催されました。

いろいろなママやパパの悩みを解決する第一歩に

『gareno』代表の小谷日果里さんは、親子が楽しめる時間、子育て中の親が社会参加できる機会を提供する場として「ガレノバ」を企画した。

「ガレノバ」が開催されたのは、流山おおたかの森駅から徒歩10分ほどの場所にある『須賀果樹園』です。新築マンションが立ち並び、整備された大きな道路が通っている駅周辺から少しだけ離れたエリアに、梨などを栽培している果樹園が突如として現れます。会場の入り口にある地面や壁には、子どもたちがチョークで描いた絵や落書きでびっしりと埋め尽くされていました。親子で楽しめる約15のブースが立ち並び、果樹園のエリアではリクガメやウサギと触れ合える小さな動物園も。レジャーシートを地面に敷いて、購入したお弁当を楽しそうに食べている家族の姿もありました。

『須賀果樹園』の入り口にチョークで描かれた絵や落書き。会場がさらににぎやかな空間になった。
菜の花が咲く中でブースが並び、他のマルシェとは違うのどかな雰囲気を参加者も出店者も楽しんでいた。
果樹園内に開設されたミニ動物園でリクガメと触れ合う親子。
『明治』はブースで子どもの「鉄チェック活動」を実施して、指に光を当てて血液中のヘモグロビン濃度を測定。食習慣や好き嫌いの違いから数値が異なってくることに驚いていた参加者も。

これを主催したのは、流山市の暮らしをアップデートする有志メンバーグループ『gareno』(ガレノ)と「こそだてMINNA deプロジェクト」。『gareno』代表の小谷日果里(こたにひかり)さんは流山育ちの現在28歳で、祖父がこの果樹園を経営しています。韓国に留学してエンターテイメント経営について学び、帰国してから自分で何かを企画したいという思いを募らせていました。

「留学中に実家周辺の環境がどんどん変わり、ベビーカーを押すママさんがたくさん増えていることに、最初は戸惑いもありました。果樹園は果物ができた時期にしか開けないので、周辺に暮らす人たちにとってもなじみの薄い場所になっていると感じながらも、どのように接点をつくったら良いか悩んでいました。」と小谷さんは話しました。

自身に子育ての経験はなく、結婚して出産している友人がいないため、子育て中の親がどんな気持ちでいるのか、どんなものを求めているのかが分かりませんでしたが、新たに移り住んできた人たちにとって住みやすいまちであって欲しい、好きになって欲しいとの思いが小谷さんにはありました。そして、3月2日に開かれたワークショップで、子育て世代の悩みごとを具体的に知ることができました。

「私の世代だと、悩みごとなどがあるとLINEで愚痴って、会って話をするのが当たり前だと思っていました。しかし、ママさんは子育てで忙しいし、故郷ではない方は学生時代の友だちに会えなかったり、平日の夜や土日は家から出づらい事情がある方もいるようなので、息抜きができたり、軽いつながりができる場があった方がいいのでは、と思いました。」と小谷さん。そして、出産後に仕事や社会とどう向き合うかについて悩んでいる人たちも多いことから、まずは地域にいろんなスキルを持って頑張っているママたちがいることを知ってもらい、集まった人たちで交流ができればという思いで、今回のイベントを開催することになりました。

活動を通じて社会とつながる出店者たち

『Lulea』の中野梨香さんは、アイシングクッキーを通じて社会とのつながりをつくっている。

会場内にはブースが並び、子育て中の親子が楽しめるワークショップや暮らしを快適にするグッズの販売が行われていました。そこでは出店者たちもこの場を楽しんでいるようでした。

クッキーに絵やメッセージを描いたり、装飾を施したりするアイシングクッキー。『Lulea』(ルレア)の中野梨香さんは、このクッキーを入れた袋をビニールプールの中に入れて、おもちゃの釣竿で釣り上げるブースを出していました。子どもの誕生日にキャラクターのクッキーをケーキに飾れたらという思いからアイシングクッキーの講座を受けて資格を取得し、その楽しさを広めたいと昨年9月から月に一度のペースで体験教室を開いています。個人での販売は利益を生むまでにさまざまなハードルがあることから、体験から始めました。

「出産を機に専業主婦を5年間していたのですが、アイシングクッキーで教室を開いたり、こうやって出店したりすることで、自身の自立心や自信につながっていると感じています。子どもありきだと子どもの話ばかりになってしまいがちですが、私の好きなものについて語り合える生徒さんもできて、世界が広がりました」と中野さん。今回の「ガレノバ」開催に向けて出店者みんなでイベントをつくる中で、新しいつながりができたことも収穫だったそうです。

『親子サロン BLOOM』主宰のMIKIさんは、0歳から2歳児を持つ親に向けて、参加者同士が情報交換できる場を提供する。

流山市民団体『親子サロン BLOOM』(ブルーム)を主宰するMIKI(みき)さんのブースでは、アロマオイルを使ったリフレッシュスプレーづくりが行われていました。0歳から2歳までの子どもを持つ親たちがホッとできるサロンを月に一度開いて、親子のスキンシップ遊びや育児に役立つ情報、参加者がつながり合える機会を提供しています。「一昨年8月に出産して、産後間もない状況では児童館などには行きづらく、安心できる場所、安心して相談できる人が必要だと思って、自身でサロンを始めることにしました」とMIKIさんは話しました。参加者からは「外に出かける理由ができた」「有益な情報を知ることができた」「つながりをつくることができた」との声が上がり、この活動を始めて良かったとMIKIさんは思っています。

親子サロンが必要な人に届いて欲しい、存在を知って欲しいという思いから、「ガレノバ」の出店を決めました。このように新しいイベントに出店して他の出店者と新たに知り合うことで、自身の親子サロンの企画につながる良さもあるそうです。「流山に移住して定住したことで子どもがここに住んで良かったと思えるように、自身の子どもだけでなく周りの子どもも幸せになって、まち全体が幸せになることが必要だと感じるようになりました。流山では生き生きと活動する人たちにたくさん出会い、私も頑張ろうとエネルギーをもらいました。収益化できないと続かないので、いずれは事業にしていきたいです」とMIKIさんはこれから仲間と共に活動を広げていきたいと考えています。

バルーンアーティストの郡司奈緒美さんは、場が持つ力を実感しながらこの日のイベントを楽しんだ。

バルーンアーティストの郡司奈緒美さんは、ブースで子ども向けの風船教室を開いていました。出産をきっかけに15年前に流山市に引っ越して、バルーンを結婚式の会場などに送り届ける仕事をしています。バルーンが喜ばれて子どもたちが集まるきっかけになるとの理由から、同市のさまざまなイベントに約5年前から参加するようになりました。かつて、地域ママコミュニティの運営と代表をしていた経験から地域にもつながりがあります。

「流山市には、子どもの年齢が近くハンドメイドクラフトづくりが得意なママたちがたくさんいるので、今回のイベント参加に声掛けしたい人をたやすく思い浮かべることができました。ママさんたちとは、どんなワークショップが良いか、価格設定をどうするか、などイベント前日までいろんなことを相談し合ってきました。」と郡司さん。流山おおたかの森駅前の広場で開催されるような大きなマルシェとは異なる今回のイベントで発見がありました。「いつもと違ってブースに来てくださった方々とゆっくり話ができました。開催する場所って大事だなあと思い、今回出店して良かったです」。

これからも子育て環境をアップデートし続ける

「ガレノバ」当日は、朝から夕方までたくさんの人でにぎわった。自然あふれる環境、のんびりと自由に過ごせる時間は、参加者にとっても出店者にとっても忘れられない思い出に。

10時のイベント開始前から入り口に人が並び、多くの親子が参加した今回の「ガレノバ」。「この果樹園にはまだ他の可能性があるのかもしれない、いろんなことを今後やっていけたらという気持ちになりました。マルシェや公園とはまた違った、果樹園でしかできないイベントをまた4月にやりたいです。私自身もできることを増やして、ここに来てくれた子どもたちが大きくなって思い出してもらえるような時間をつくっていきたい」と小谷さん。「こそだてMINNA deプロジェクト」では今後も、子育て環境をアップデートする機会を増やしていきます。

photographs by Takeshi Konishi
text by Mari Kubota

―「こそだてMINNAde プロジェクト」―

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