定額で全国のシェアハウスに住み放題のサービス「ADDress」。フリーで編集ライターをしているわたしは、大量の原稿執筆の仕事を受け、毎日何本もの執筆をこなしつつ、自宅での作業に限界を感じ始めたころでした。そんな時、同じく仕事を抱え込んだパートナーに誘われ、ADDressを使って沖縄に長期滞在しながら仕事をしてみることにしました。ADDressは以前、3~4日の休暇に利用したことはありますが、長期のワーケーションは初めてです。果たして、ちゃんと仕事はできるのでしょうか。
準備と計画
交通手段については、那覇では公共交通機関を利用し、ほかは不便なのでレンタカーを現地手配することに。「1日◯本書いたら外に出かけられる」とルールを設定し、いざ出発。
仕事はできた? もちろん、いい感じ!
前半は「午前中に仕事をバリバリ進めて午後は外にでかける」というルーティンがうまくいきました。2人なので励まし合えましたし、午後の楽しみが背中を押してくれました。
後半は、市街地から離れたこともあり、夕方早くに閉まってしまうところも多かったため「朝一で出かけて夜に仕事をする」スタイルに変更。早く出かけようと焦らずに済むので、落ち着いて仕事ができました。
しかし、疲れた日は帰ってから一度仮眠をとり、夜中に起きて仕事をしたので、健康面はイマイチだったかもしれません。
ADDressの仕事環境
②沖縄市(シェアハウス・2組でルームシェア)
③名護市(ホテル・個室)
④本部市(ホテル・2組でルームシェア)
でした。
①は広々としていてデスクもあったので、とても仕事をしやすかったです。街中だったので気軽にスーパーに行けたのもよかった。
②はリビングにある広い共有テーブルを活用しました。同居人が来てからは、少し遠慮もあって個室の小さい机で仕事。
③は窓から海の見える素晴らしい部屋でしたが、勉強机がありませんでした。屋上でも仕事をしてみましたが、意外と日差しが邪魔になったので、部屋のミニテーブルを工夫してなんとか乗り切りました。
④も海が近くて綺麗な部屋でした。リビングテーブルのほかにベランダテーブルもあったので、不自由なく仕事ができました。同居人もよく外に出ていたので、共有スペースで困ることはありません。
旅先の出会い
話を聞くと、旅先では遊びに夢中になったり、新しい環境で疲れが出たりして、仕事が思うように進まないことはあるようです。しかし、しっかり遊んだぶん、しっかり仕事もしていて、うまくオンオフを切り替えているようでした。
わたしの印象では、ADDressユーザーは考え方が柔軟。まずはやってみて、トライアンドエラーを繰り返しながら改善していく。そんなスタンスで、軽やかに生きているように見えました。
お財布事情
食費や雑費を除くと、基本は5万以内に収まりました。食事は自分たちで作るなどして工夫すれば、予算はかなり抑えられると思います。わたしは古本屋で本を、市場で食材をたくさん買い込んでしまったので、そこそこ出費がありましたが……。
まとめ
仕事はリモートでできて、ちょっと踏ん張らなければならない山場を迎えたあなた。試しにADDressでワーケーションしてみてはいかがですか?
文・写真:あおのり