全国に先駆けて都市部の副業人材をさまざまに活用してきたのが鳥取県。
今回、新たにパーソルイノベーションが運営する「Loino」とタッグを組んだ、『とっとり副業・兼業プロジェクト2021』がスタートします。
「Loino」は移住や転職をせずとも、リモートでも貢献できる“地方副業”を支援する地方特化型の副業マッチングプラットフォーム。都市部に勤務する経営企画、マーケティング、新規事業開発、人事、IT・WEBをはじめとした企画系のプロフェッショナル人材を中心に副業人材として地域企業とのマッチングを行なっています。
鳥取の企業と新たな成長戦略を描く、参謀役に
5月24日、本プロジェクトのために鳥取県専用の「Loino」特設サイトがオープン。鳥取県の中小企業が攻めの経営へと転じていくために、販路開拓や海外進出、IT化等のビジネス戦略を実現してくれる人材の募集が始まります。なかには週1勤務の副社長というポジションも用意されているのだとか。
鳥取県ではこれまでにも、県内の中堅・中小企業が新たな成長に向けて必要な人材ニーズを満たせるように、都市部で働くプロフェッショナル人材をマッチングさせてきました。副業人材としては、梨農園や遊覧船運行会社へのWebマーケティング支援、きくらげ製造会社への商品開発サポートなどの実績があります。
自らのスキルを地域貢献へ活かしたくても、子育てや介護といったライフステージによっては移住や転職などが難しいビジネスパーソンは少なくないでしょう。ですが、リモート中心の地方副業なら、明日からでも始められるかもしれません。リスク回避のためにも自ら主体的にキャリア形成が必要な現代、成長の幅を広げてくれる地方副業にぜひチャレンジしてみてはいかがでしょう。
地域企業の成長には、経営者のカウンターパートとなる都市部ビジネス人材の力が必要
県内企業にとって、自社の抱える経営課題に対してカウンターパートとなる副業・兼業人材は、経営上欠かせない存在となりつつあります。コロナ禍において急速に経営環境が変化したこともあり、会社を存続・成長させるために中核人材を採用したいものの、正社員だと勤務日数や年収面でオーバースペックとなり、採用意欲と共に事業成長の機会も失っているように感じます。かといって、経営コンサルタントに払える資金力が十分にあるわけではない。いま県内企業に必要なのは、都市部でビジネス経験を豊富に積み、それぞれの専門分野を持ったビジネス人材の力を借りることだと思います。
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