全国には数多くのご当地ラーメンが存在し、その中でも旭川ラーメンは絶大なる人気を博すラーメンの一つです。筆者の住む群馬県には、旭川ラーメンの麺を使った一杯を堪能できる「旭川らーめんかじべえ」があり、その美味しさを求め県内外から連日多くのお客さんで賑わいます。かじべえの魅力と超絶激旨な「火山らーめん」をご紹介します。並んででも食べたいレアで美味しい一杯なので、お見逃しのないように!
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赤城山の裾野前橋市にある「旭川らーめんかじべえ」
旭川らーめんかじべえがある前橋市は、標高1827mを誇る赤城山の裾野、関東平野の最北端に位置します。観光やトレッキング、ヒルクライムなどでも有名な赤城山です。
こちらがかじべえの店構え。中に入ると活気が溢れアットホームな雰囲気が漂います。
カウンター、テーブル席、お座敷があるのでお一人様からファミリーやグループまでゆっくりラーメンを楽しめますよ。
充実のメニューとお持ち帰り商品
旭川味酥らーめんや醤油らーめん、塩・塩バターコーンらーめん、味を選べる火山らーめんやピリ辛つけめん、醤油つけ麺などなど、豊富な麺メニューがラインナップ。味つけ玉子やメンマ、もやし、きざみチャーシューなどのトッピングメニューも充実しています。
もちろん白ごはんやチャーシューごはんやピリ辛そぼろごはんもあり。また、かじべえ名物の手作りギョーザやおつまみチャーシュー、もやし炒めなど一品料理やデザートに杏仁豆腐も堪能できます。
さらに自宅でかじべえの味が楽しめるお持ち帰り商品には、ラーメンや自家製のお弁当、手作りギョーザ、チャーシューなどもあるので、自宅でもかじべえのおいしさを楽しめますよ。
おいしさの秘密は素材とスープと特注麺にあり
昼も夜も客足の絶えないかじべえが人気を博すのは、麺・素材・具材・スープなどにとことんこだわっているから。
スープのだしは香味野菜やアジの丸干し、鶏や豚の動物系の素材をベースに、豚の頭骨や背骨、げんこつ、豚足、バラ肉も加えています。出来上がった白湯スープはとろみがあり、口当たりがまろやかです。
味噌のかえしは北海道や長野、新潟の赤みそや白みそを使用し、弱火で長時間焦げないように混ぜ合わせ、一定時間熟成させるという手間暇をかけています。
このだしとかえしを合わせて極上のスープが生まれるのです。
麺は旭川の老舗製麺所「加藤ラーメン」から特注麺を取り寄せています。創業1947年の加藤ラーメンは戦後開拓のため北海道で麺づくりをはじめた製麺所。現在は三代目が創業時の製法で加水率を抑えて時代の流れも考えながら、職人さんの手作業で小麦の風味を生かした麺を作っています。
このように厳選された素材と製法そして惜しみない手間が、かじべえの美味しいラーメンを生み出しているのですね。
「火山らーめん」は並んでも食べたい至極の一杯
火山ラーメンの登場です。レモンの輪切りをはじめ、チャーシュー、きざみチャーシュー、ひき肉、もやし、コーン、白髪ねぎ、メンマなどがトッピングされています。見た目からも美味しさがひしひしと伝わってきます。
スープを一口すすると、数種類の味噌の豊かな風味と程よいからさが口の中に広がり、舌先から口の中そして体全体に幸福感を与えてくれます。スープの素材全てが一つにまとまり、洗練された味わい。
黄色味を帯びた旭川直送の小加水縮れ麺は、この太さで歯ごたえと弾力があり、少しパツン系。噛むほどに芳醇な小麦の味があふれ出します。これぞ、旭川らーめん!
チャーシューは肉の質感を残しながらも口の中に入れるととろけてしまうやわらかさ。肉汁が溢れます。
コク深いまろやかなスープと麺、具材がおいしさのハーモニーを奏でます。
辛さの度合いを選べるので、お好みで楽しめますよ。
ラーメンマニアならずとも一度食べたら病みつきになる火山らーめんは、こだわりと手間暇、熱意そして愛情が詰まった超絶激旨な一杯です。
価格:火山らーめん1,100円(税込)
【店舗情報】
旭川らーめんかじべえ
住所:群馬県前橋市西片貝町1−325−10
TEL:027−237−1515
営業時間:11:30〜15:00 18:00〜22:00(ラストオーダー21:30)
定休日:月曜日の夜
Twitter
文・写真:Nico
*店舗情報・メニュー内容は取材時点の内容です。