過去最高気温を日々更新し、まだまだ続く猛暑。近年、熱中症対策に効果的とされているのが“アイススラリー”です。一体どういうものなのか調べてみました。
アイススラリーとは?
アイススラリーとは、細かい氷と液体が混ざったシャーベット状の飲み物のことです。小さい氷の粒がそのまま胃や消化管に行き渡るため、身体を内部から効率的に冷やすことができます。深部体温を下げる効果があるため、汗をかきにくい体質の人、子どもやお年寄りは、積極的に摂取すると良さそうです。
アイススラリーを実際に買ってみた。
アイススラリーを求めて近所のスーパーに行ってみました。レジ前の特設コーナーで売られていたのは、パウチに入ったマンゴージュース。パッケージには「凍らせて食べるアイス」と書かれています。

2時間ほど冷凍庫で凍らせて開けてみると、ちゃんとシャーベット状になっていました。

滑らかなシャーベットで、しっかりマンゴーの味がしました。帰宅直後のタイミングで摂取したところ、汗が落ち着くまでの時間がいつもより短かったです。確かに身体の中の熱を下げる効果があったようです。
懐かしい“アレ”も、アイススラリーになる!
そして、小さい頃に食べたことがあるのではないでしょうか。「チューペット」や「チューチュー」と呼ばれる、棒状のアレです。正式名称は「ポリエチレン詰清涼飲料」というそうです。

これを冷凍庫に入れて凍らせます。

ポキっと半分に割って、手で握りながら食べると、手の温度で少しずつ溶けてきます。氷の粒と液体が混ざり合っており、まさにアイススラリーの出来上がり。

「アイススラリー」と銘打っていなくても十分な機能を備えています。比較的お値打ち価格で入手できるため、毎日手軽に摂取できそうです。
摂取量やタイミングに注意。
アイススラリーは、深部体温を下げる効果があります。しかし一度に大量のアイススラリーを摂取と、消化器官の不調や頭痛を引き起こす可能性があります。またクーラーの効いた室内など涼しい環境にいるときよりも、これから暑い場所に行くときや帰ってきた直後、そしてもちろん暑い場所にいる最中など、体温を下げたいタイミングで摂取するとより効果的です。
まだまだ続く暑い日々。ぜひアイススラリーを活用して乗り切りましょう!