日本固有の領土・主権に関する展示を行う「領土・主権展示館」が、11月14日(金)に大幅に拡張オープン。単なる資料の展示ではなく、「考える、議論する、探究する」という新たなコンセプトを掲げ、若者の知的好奇心を揺さぶる「体験のその先」へと進化。その詳細に迫ります!
未来へつなぐ「考える展示」へ
領土・主権展示館は、北方領土・竹島・尖閣諸島などの歴史を振り返りながら、日本が領有する根拠や我が国の立場を展示解説しています。2018年の開館以来、年間約1万人の来館者が訪れ、史料やパネルなどの展示も好評でした。今春4月には最新の映像技術を駆使したエンターテインメント性の高いコンテンツが導入され、若者や子どもたちも楽しめる場所としてリニューアルされました。

そして11月14日(金)に、日本やそれを構成する島々や海について来館者が「考える」、「議論する」、「探究する」ことができる「ゲートウェイホール」が誕生します。

日本の島々や海について知ることは、世界を知る入口となる。
「ゲートウェイホール」は、「日本の島々や海について知ることは、世界を知る入口(Gateway)となる」という思いを込めて名付けられました。没入性のある3面スクリーンで「日本の多様な国土や文化」や「日本の離島の魅力」に関する映像を見て、日本の国土や島々、海について学ぶことができます。さらに、デジタル日本地図コーナーで、江戸期~明治初期の地図類を通して、「日本」への認識の時代的変化をたどることができます。

また、世界に3セットしか確認されていない伊能小図(日本全国を3枚の地図で表す地図)のうち、江戸幕府が英国海軍に提供した英国伊能小図のレプリカが設置されます。

北方領土・竹島・尖閣諸島について深く学ぶ
展示室で学んだ北方領土・竹島・尖閣諸島について、さらに興味や関心を深めるための講演会・シンポジウムや企画展示が予定されています。さらに、さまざまなワークショップや離島などの遠隔地との交流イベントも企画中とのこと。

入場無料で、最先端の展示と知的な議論の場を提供する領土・主権展示館。11月14日(金)の拡張オープンは、知的好奇心を持つすべての人にとって見逃せないニュースです。


















